インディカー&IMSA併催のデトロイトGP、2023年から市街地コースへ“復帰”決定。サーキットの半分は入場無料に

2021年11月5日(金)18時13分 AUTOSPORT web

 現在、毎年6月にミシガン州・デトロイト川に浮かぶベル島のベル・アイル・パークで開催されているNTTインディカー・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の併催イベント『デトロイトGP』が、2023年からはデトロイトの市街地へと舞台を移して開催されることが正式に決まった。


 今年9月、ペンスキー・コーポレーションのバド・デンカー社長は、デトロイト市議会の会議でプレゼンテーションを行い、1980年代から90年代初頭にF1とインディカーをホストしていた市街地コースの近くに位置する、1周1.7マイル(2.74km)、10個のコーナーから成るテンポラリー・サーキットを提案していた。


 11月3日に発表されたこのイベントは、インディカーシリーズ、そしておそらくはIMSAのウェザーテック選手権の継続的な開催を特徴としている。なお、2022年は現在と同じくベル・アイルでレースが開催される。


「過去5週間にわたって、グランプリの代表者は、レースをそのルーツであるデトロイトのストリートへと戻すというアイデアについて、デトロイトの住民、ビジネスリーダー、コミュニティグループ、およびそれぞれの地区の代表者との多数のリスニング・セッションと情報共有会議に参加してきた」と、イベントプロモーターの声明には記されている。


「グランプリがダウンタウンに戻ってくることについてコミュニティから得られた前向きな反応と興奮は、この移転が都市、その住民、そして将来の地元企業に大きな利益をもたらすという、我々の信念を強化するものだ」


 デトロイトGPは1992年にベル・アイルへと移ったあと、2001年まで開催された。その後2007、2008年にはロジャー・ペンスキーの手によって復活され、2012年から再び復活してベル・アイルでの開催が現在まで続いていた。


『デトロイト・フリー・プレス』が報じたところによれば、この契約は2025年までとなっており、サーキットの半分は観客に対し無料で開放されるという。


 なお、GMの『ルネッサンス・センター』を回り込み、ジェファーソン通りを駆け抜けるという、当初提案されたサーキットレイアウトには、わずかな変更が加えられる可能性があるものと理解されている。

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