「新たな挑戦に備えられる」と小林可夢偉TGRチーム代表。デ・フリースへの期待とロペスへの感謝

2023年11月20日(月)20時3分 AUTOSPORT web

 11月25日、TOYOTA GAZOO Racingは2024年のWEC世界耐久選手権参戦体制を明らかにした。2台のトヨタGR010ハイブリッドを擁し、2023年シーズンに5度目のダブルタイトルを獲得したTGRは、7号車のドライバーとして、2022年にリザーブドライバーを務めていたニック・デ・フリースを迎え入れた。


 体制発表に際し、2022年、そして2023年に引き続き7号車のドライバーとチーム代表を兼任する小林可夢偉、そしてデ・フリースを含む5人のドライバーは、2024年シーズンに向け、次のとおりコメントを発表している。


●小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)


「モータースポーツの世界では常に物事は進化しており、それはドライバーのラインナップにも同じことが言えます。7号車では、マイク、ホセ、そして私が2017年から一緒にドライバーを務めており、本当に長い間一緒に戦ってきました」


「私たちは数々の素晴らしい瞬間を共に過ごしてきましたが、時には辛いこともあり、特にル・マンは厳しい戦いでした。ドライバーとして、そしてチームメイトとして、ホセの多大な貢献に感謝しています。彼はこれからも私たちTGRファミリーの一員です」


「同時に、ニックを7号車クルーの一員として再びチームに迎えることができるのは、とても光栄なことです。来シーズンも両車にトップドライバー陣営を揃えることができ、これは、さらに多くのライバルが参戦するハイパーカークラスで対戦する際に重要になります。冬の間にチームとしてより強く成長し、新たな挑戦に備えられると確信しています」


●マイク・コンウェイ(7号車ドライバー)


「新シーズンがさらに激しく、エキサイティングなものになることを楽しみにしています。ただ正直に言うと、複雑な感情があります」


「なぜなら、私はホセと6シーズン共に仕事を通じて楽しんできましたし、一緒にたくさんの楽しい時間や、たくさんの勝利を収めてきました。私たちはチームメイト以上に本当の友人であり、それは私にとって大切なことです」


「来シーズン、7号車にニックを迎えることができて大変光栄です。彼と一緒にドライバーとして参戦できることを楽しみにしています。彼はトップドライバーかつ、チームプレーヤーでもあるので、素晴らしい仲間になれると確信しています。新シーズンが始まるのが楽しみです」


●ニック・デ・フリース(7号車ドライバー)


「TGRに戻ってくることができ、とても興奮しています。耐久レースは私が常に楽しんできたものであり、現在信じられないほどの勢いを持っている分野です。私は数年間別の役割でチームに所属していたので、正式に一緒にレースをする時が来たのは素晴らしいことです」


「チームの継続的なサポートと私への信頼に感謝したいと思います。マイクと可夢偉の二人と7号車をシェアすることをとても楽しみにしています。彼らは二人とも非常に才能のあるドライバーで、すでに多くのことを達成しており、素晴らしいチームになると確信しています」

2022年、TGR WECチームのリザーブドライバーを務めていたニック・デ・フリース


■平川亮「ル・マンでの勝利を目指して戦うことが楽しみ」


セバスチャン・ブエミ(8号車ドライバー)


「来シーズンもTGRとしてWECに戻ってくることができてとてもうれしいです。私たちは2012年から一緒にレースを続けていますが、これはドライバーが1つのチームでレースをするには信じられないほど長い期間です。私にとっては家族のようなもので、その一員になれることを光栄に感じています」


「再び亮とブレンドンと一緒にレースができるのは素晴らしいことです。私たちは一緒にチャンピオンシップを連覇し、さらにル・マンでは優勝と2位を獲得し、特別な瞬間を過ごしてきました。私たちはこれからも一緒に強くなり、成功できることを願っています。カタールでシーズンが始まるのが待ちきれません。ライバルとの戦いを楽しみにしています!」


●ブレンドン・ハートレー(8号車ドライバー)


「とてもタフでエキサイティングなシーズンになるハイパーカークラスで、TGRと引き続き活動できることは大変光栄です。このチームの一員であること、そしてドライバーとして8号車でセバスチャンとリョウと共に戦えることを本当に誇りに思います」


「私たちは過去数年間、ドライバーとして共に成長し、素晴らしい瞬間を共に過ごしてきました。もちろん、ル・マンのような大きな世界選手権でもチャンピオンとしてこれからも頂点を目指して全力で挑みます。 来シーズンのWECには新しい競合チームが参戦するため、今まで以上に状況は厳しくなりますが最善を尽くします」


●平川亮(8号車ドライバー)


「2024年のWECでTOYOTA GAZOO Racingとともに挑戦し続けられることは大変光栄です。引き続きセバスチャンとブレンドンが8号車のクルーであることを嬉しく思います。私にとって8号車のドライバーとして彼らと一緒に過ごすのは3シーズン目となりますが、これまでも特別な経験でした」


「私たちは2年連続でドライバーズチャンピオンシップを獲得し、2022年にはル・マンでも優勝しましたが、今後もさらなる活躍が期待できると確信しています。来シーズンはこれまで以上に厳しいシーズンになると思いますが、タイトルを守り、ル・マンでの勝利を目指して戦うことを、本当に楽しみにしています」

2年連続でWECドライバーズタイトルを獲得した平川亮(TOYOTA GAZOO Racing)

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