PHEV国内販売1位2位の『ミツビシ・アウトランダー』『エクリプスクロス』に改良モデルが登場

　三菱自動車は、同社のフラッグシップ・クロスオーバーSUVである『ミツビシ・アウトランダー』のプラグインハイブリッド（PHEV）モデルと、同じくクロスオーバーSUV『エクリプス クロス』のPHEV／ガソリン両モデルに一部改良を実施。全国の系列販売店を通じ、それぞれ12月7日（木）より販売が開始されている。

　なお、ベースグレードが変更となったアウトランダーPHEVの特別仕様車“BLACK Edition（ブラック・エディション）”については、2024年2月8日（木）発売開始となる。

　PHEVカテゴリーにおいて、2021年度に続き2年連続で国内販売台数第1位の座を獲得したアウトランダー。今回登場した一部改良モデルではユーザーからの要望が多かったHDMIポートを全グレードに標準装備し、スマートフォンやタブレットなどの画面をスマートフォン連携ナビゲーションに出力することが可能に。またヘッドライトウォッシャー（Mグレードを除く）やLEDリヤフォグランプの標準装備により、悪天候時など運転が不安なシーンでの安全性が向上した。

　ボディカラーでは2トーンカラーに“ブラックダイヤモンド／スターリングシルバーメタリック”、モノトーンには“グラファイトグレーメタリック”が新設定され、従来のカラーラインアップと合わせて全12色展開となっている。

　特別仕様車“ブラック・エディション”は、ベースグレードが“G（5人乗り／7人乗り）”から“P（7人乗り）”へと変更された。これにともないヘッドアップディスプレイやBOSEプレミアムサウンドシステムなどの装備が充実。また電動パノラマサンルーフが特別装備される。

　エクステリアではこの他、グロスブラックのダイナミックシールド、ブラックのサイドウインドウモールが奢られ、さらにグロスブラックのルーフレールを標準装備とすることでより精悍なスタイリングが演出されている。ボディカラーはこの特別仕様車専用色となる“グラファイトグレーメタリック／ブラックマイカ”が新設定。2トーン3色、モノトーン2色が用意された。

　2022年度のPHEV国内販売台数で“兄貴分”のアウトランダーに次ぐ第2位につけるエクリプス クロスは、PHEVとガソリンエンジン車の両モデルを対象にグレード展開の見直し、機能装備の拡充が行われた。

　前者においてはPHEV／ガソリンモデルともに、特別仕様車“G Limited Edition（Gリミテッド・エディション）”が廃止された。これによりエクリプス クロスもアウトランダーと同様にM／G／P／特別仕様車“ブラック・エディション”の計4グレードに。後者は、車両周辺の状況確認を容易にし、スムーズで安全な駐車をサポートするマルチアラウンドモニター付きのスマートフォン連携ナビゲーションの全車標準装備だ。

　それぞれの価格はアウトランダーPHEVが499万5100〜630万4100円、エクリプス クロスのPHEVモデルが409万4200〜465万800円、同ガソリンモデルは277万3100〜352万円（すべて税込）となっている。

■ミツビシ・アウトランダー／同エクリプス クロスの価格表

●アウトランダー＜PHEVモデル＞

●エクリプス クロス＜PHEVモデル＞

●エクリプス クロス＜ガソリンモデル＞