大谷翔平がドジャース移籍を決めた「3つの要因」 米識者が独自分析「ショウヘイは日本人のために選んだ」

2023年12月11日(月)6時0分 ココカラネクスト

ドジャース移籍を決めた大谷。ベッツ(右)らスーパースター軍団の仲間入りを果たした。(C)Getty Images

 球界のみならず、多くの人々の興味を惹きつけた関心事が終わりを迎えた。今オフにエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平の移籍先がドジャースに決まったのだ。

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 契約は10年7億ドル(約1014億円)で、サッカーを含めたメジャースポーツ界で最高額となった。MLBにおいてはエンゼルスで同僚だったマイク・トラウトの12年総額4億3000万ドル(約479億円)を大幅に上回る驚愕の数字だ。

 11月2日の正式FA公示から大谷は厳格な情報統制のもと、敏腕代理人であるネズ・バレロ氏とともに水面下で入念な交渉を続けてきた。約1か月にわたる熟考の末に以前から「有力候補」とされていたドジャース移籍を決断したわけだが、偉才の心を震わせたのは一体なんだったのか。米メディアでは早くも様々な見解が示されている。

 米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、自らがホストを務めるポッドキャスト番組「Flippin Bats」を更新。「なぜショウヘイはドジャースを選んだのか」を論じた。

 大谷の源流を追い求めて来日するほどに“稀代の大谷マニア”として知られる同氏は、「何よりも彼は勝ちたがった。今すぐにだ。これは彼にとって最優先だった」と指摘。大谷の加入により「ドジャースは理想的なチームになった。ショウヘイを含めて5度もMVPを手にした選手たちがいて、早々たる顔ぶれは、勝つための準備ができた完璧なチームだ」と訴えた。

 また、バーランダー氏は「第二の理由は金だ」と断言。「最優先ではないにしても、7億ドルというクレイジーな金額は、レイズやアスレチックスなど何チームかの総年俸を遥かにしのぐ。これほどの評価はない」と、規格外の価値に見合うだけの契約金が支払われた点も決断を後押ししたと分析した。

 さらに「スーパースター軍団で約束された勝利、お金、そして馴染みのあるカリフォルニアといった要因で彼は決断したんだと思う」としたバーランダー氏は、「彼は日本人のために選んだのもあると思う」と持論を続けた。

「西海岸は日本人がショウヘイの試合を観戦するのに非常に楽なスポットだ。これは間違いなく彼にとって重要な要因だったはずだ。彼はエンゼルスと契約した時もそうだった」

 大谷の関心をそそるアプローチを行い、熾烈を極めた争奪戦を制したドジャース。現球界で「唯一無二」の偉才を獲得した彼らへの反響はしばらく続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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