巨人入りのオコエ瑠偉は「原監督が好きそう」球界OBが現役ドラフトに言及!

2022年12月12日(月)20時25分 ココカラネクスト

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 球界OBが現役ドラフトの印象を語った。

 12月9日、初の試みとなる「現役ドラフト」が行われ、12選手の移籍が決まった。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するための制度で、プロ野球選手会が数年にわたり、NPBと協議をし続け、今オフからの導入が決まった。

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 阪神から西武に移籍が決まった陽川尚将内野手など1軍での実績が豊富な選手から、DeNAから中日に移籍が決まった細川成也外野手など、今後の将来性がある若手まで様々な選手が、今回の現役ドラフトでリストアップされた。

 現役時代は名遊撃手として知られたヤクルトOBの宮本慎也氏はYouTubeチャンネル「野球いっかん!」で現役ドラフトについて言及した。

 宮本氏は、「1軍に少ししか出ていない選手が多いというイメージ。すごい選手は出てこないよね」と、移籍した選手の印象を語り、「ここから3、4人くらい活躍すればいいくらいだね」と話した。

 今回、初めて行われた現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するための制度だが、「本当に移籍を活性化させたいなら、やっぱりFA市場にたくさん選手が出るような仕組みにしないとだよね。現役ドラフトというのを初めて聞いたときはピンとこなかった。選手会はFA制度をなんとかするために交渉した方がいいんじゃないかなと思っていた」と語り、現在のFA制度の改革が必要だと語った。

 また、楽天から巨人への移籍が決まったオコエ瑠偉外野手について、宮本氏は「これは俺のイメージだけど、オコエは原監督が好きそうな選手だよね。ポテンシャルが高くて、少しのきっかけで変わりそうな選手。ヤクルトから廣岡もトレードで獲ってるし」と話した。夏の甲子園で活躍したオコエは、2015年にドラフト1位で楽天に入団。持ち前の脚力を活かした守備や走塁と、パンチ力のある打撃で、将来の外野のレギュラー候補として期待されていたが、1軍に定着することができず、伸び悩んでいた。巨人は、今年のドラフトで、浅野、萩尾の両外野手を指名したが、現役ドラフトでも補強ポイントの右の外野手を指名した。新しい環境で、そのポテンシャルを発揮することはできるのだろうか。

 今回が初めての開催だった現役ドラフト。今回の改善点を見直し、来年以降は違った形で開催される可能性もありそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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