高校生就職内定率1位「富山県」97%…学科別1位は工業

2025年3月3日(月)15時45分 リセマム

就職内定状況

文部科学省は、2025年3月に高等学校を卒業予定の生徒を対象にした就職内定状況を調査し、2024年12月末現在のデータを公表した。調査結果によると、全国の高校生の就職内定率は91.3%で、前年同月比0.2ポイント増加したことが明らかになった。

 この調査は、高校生の就職問題に適切に対処するための参考資料を得る目的で実施された。調査対象は、国立、公立、私立の高等学校および中等教育学校(全日制・定時制)で、学科別や都道府県別に就職内定状況を分析した。調査結果は、今後の就職支援の基礎資料として活用される予定。

 男女別の就職内定率を見ると、男子は92.0%で前年同月比0.2ポイント増加、女子は90.2%で前年同月比0.4ポイント増加した。学科別では、「工業」が96.8%でもっとも高く、「商業」95.0%、「看護」93.2%、「農業」92.6%と続いた。「普通」学科は84.9%で、他の学科に比べて低い内定率となっている。

 都道府県別の就職内定率では、富山県が97.0%でもっとも高く、福島県96.7%、岐阜県95.8%が続いた。一方、内定率が低い県は沖縄県71.1%、神奈川県83.5%、東京都84.0%であった。特に沖縄県の内定率は他県と比較して大きく低い結果となっている。

 文部科学省は、2025年3月末現在の高校生の就職状況を引き続き調査し、その状況を注視しながら、必要に応じて厚生労働省と連携した就職支援を行うという。

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