「大学病院で手術したほうがいい」と言われた男性 勤務先に「休ませる義理がないから無理」と言われる

2022年3月28日(月)22時15分 キャリコネニュース

画像はイメージ


東京都の20代男性から、キャリコネニュースに「社会人1年目」で経験したという、酷いブラック企業体験談が寄せられた。


男性は当時、派遣社員として都内のポストプロダクション(以下ポスプロ)で働いていたという。ポスプロは、テレビ番組や映画、CMなどの映像制作の過程で、撮影後の総仕上げ作業を行う仕事だ。(文:コティマム)


※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV


「毎日人格否定や人権侵害クラスの暴言や暴力」


映像業界に興味のある若者が惹かれそうな仕事だが、「当時、教育係だった上司がまともに仕事の内容を説明しないため、仕事を覚えることが出来ませんでした」と男性は残念な過去を振り返る。


「更には自分が全く関わっていない作業を含む業務責任を全て私に押し付けた挙げ句、客に納品する商品で暴行し、その商品をあろうことか客にそのまま納品するといった事がありました。他にも毎日人格否定や人権侵害クラスの暴言や暴力を振るわれました」


過酷なパワハラが横行していた職場。そのうえ男性には、入院が必要な病気が見つかってしまった。


派遣会社に相談するも「大したことないから仕事して」


男性はあるとき、かかりつけの医師から診断を受け、「大学病院で全身麻酔による手術をした方が良い。入院期間は1週間ほどになる。最悪命にかかわるからすぐに入院しなくてはならない」 と告げられたという。


男性はその事実を職場の管理職員に報告した。しかし


「『休ませる義理がないから無理』と言われて休ませてくれませんでした」


とありえない対応を振り返る。


男性はその状況を派遣会社の営業担当に相談したという。


「教育係からのパワハラを含めて報告したところ、『それは君の事を思ってやってるんだよ』『どうせ大したことないから仕事して』と言われ、逆らったら個人情報を晒すと脅されました」


結局、派遣先も派遣元もブラックだった。男性は最終的に契約満了を建前に辞めることができたというが、「未だにあの出来事は許せないです」と憤っている。

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