運動不足を笑い飛ばしてはいけない!「こども返り」 してみて気が付くこと

2023年3月31日(金)17時0分 ココカラネクスト

 子どもがよく行う活動様式。夢中になって興じる行動。言い換えると、大人になると日常に於いて滅多にやらない行動パターンがあります。敢えて子どもに返ってやってみる。すると日ごろの運動不足に気が付いて、運動習慣を取り入れるきっかけになるかも知れません。

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 子どもは“遊びの天才”と言われます。

 高いところから飛び降りる。

 階段の段を飛び越えて(段抜かしして)上り下りする。

 「あそこまで競争!」と言って、いきなりかけっこが始まる。

 子どもの頃はどんなことでも友だちと遊びに変えてしまいます。遊びの天才と評される由縁でしょう。跳び越す階段の段数を競い合った。「危ないから止めなさい!」と先生によく注意されました。

 考えてみると、飛んだり跳ねたりするのは、大人の日常では殆ど取らない行動です。急いで危険から避難しようとする場合は別です。だから余程のことがない限り行動に表しませんよね。

 最近高いところから飛び降りる機会がありました。

 とある目的地に向かう途中の近道に、通行を妨げる頑丈な鉄柵があった。大人気なくちょっと失敬して、そのバリケードを乗り越える際に飛び降りた。

 その瞬間、懐かしい感覚が蘇った。そして、ウィークエンドジョガーとして、準備体操も兼ねてストレッチ運動とジャンピング運動を習慣にしていてよかったなと思ったのです。今から十数年前にストレッチ&ジョギングを始めた頃、ジャンプして着地した時に頭がクラクラ、膝がガクガク来た経験があったからです。自分が情けなくてショックだったのを覚えています。

 中高年のみなさん。その場で何回かジャンプしてみて下さい。驚きますよ!以前私が体感した感覚にさいなまれるようだったら要注意です。

 運動不足だなぁ、アハハ・・・。と笑ってごまかさないで下さい。のんべんだらりとした毎日に新しい風を取り入れて下さい。脳の活性化や社会的フレイルへの効果に期待できるeスポーツ(デジタルゲーム)も、ある意味こども返りしているのかも知れません。

 身近な場面で運動する機会を増やそうとするのなら、階段の上り下りを励行してはいかがでしょうか。脚の骨に対して垂直方向から力が加わる(振動を与える)運動によって、骨芽細胞が活性化して骨を増強してくれるのです。特に閉経後の女性に多く発症する骨粗しょう症の予防につながります。(※)

 職場フロアの直上直下の移動の際は、従業員専用の階段を必ず使う。外来者に紛れてエレベーターやエスカレーターを使ってはいけません。少し隠れた場所に、その通路の出入口がありますよね。その階段を使って隠れたトレーニングを行うのです。先ずは階段を必ず使うことから始めて、徐々に運動負荷を上げていくと、1段飛ばしで駆け上がった方が速くて快適だったりします。既に隗から始めている私にとって、特異性の原理が働いているのかも知れません。

【出典】(※)健検公式テキスト増補改訂版 骨を健康に保つ

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

ココカラネクスト

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