「これが、努力の結晶…!!」小さな“種”から5カ月間大切に育て続けたら…… とんでもない成長に「デケェ」「もはや 『我が子』」
2025年4月19日(土)12時5分 ねとらぼ
飽和水溶液から析出するのを待つ
●きれいな結晶を作ろう
投稿者は、化学実験や電子工作の様子を発信している「こいるガン⑨」さん。気温が低くなってきたことを受けて、2024年11月に「リン酸二水素カリウム」(以下、KDPと略記)の単結晶の作成を始めました。
まずは、水に最大限の量のKDPを溶かして飽和水溶液を調製。冷却すると、溶け切れなくなったKDPが少しずつ結晶として出てくるので、形の良いものを種結晶として選びます。なお、1グラムの種結晶を得るのに1週間かかったとのこと。
続いて、選出した種結晶をKDPの飽和水溶液につけます。水中のKDPがコアである種結晶に集まることで、より大きな結晶へと成長。記録を付けながら、大きくなるのをじっくりと待ちます。根気が求められる作業だ……。
●どんどん育つ
結晶が大きくなるにつれて成長速度も上昇。10円玉よりもずっと小さかったKDPの結晶は、開始1カ月でコイン以上のサイズになり、2カ月を過ぎると手のひらくらいの大きさにまで育ちました。
結晶を育て続けて5カ月。重さはついに1キロとなり、はかりからはみ出るほど巨大な塊となりました。
時間をかけて育て上げたKDPの写真には、「この薬包紙のどこに結晶があるねん! と思ったら見えてる全てが結晶だった…デケェ……」「これが、努力の結晶…!!」「ここまで育てると、もはや 『我が子』」など、驚きの声が多数寄せられています。
こいるガン⑨さんはXの他にも、YouTubeチャンネル「こいるガンの実験室」を運営中。メルカリでは、作成した結晶や電子工作品を販売しています。
画像提供:こいるガン⑨(@coilgun_9)さん