【賃上げ】「初任給は20万円以上」社会人1年目の方が2年目より多い結果に

2025年4月30日(水)9時21分 マイナビニュース


GA technologies[GAテクノロジーズ]が運営するAI不動産投資サービス「RENOSY」は、初任給と投資に関する新社会人の意識調査2025」の結果を発表した。調査は3月21日〜28日、全国18〜29歳の「社会人1年目」507名、および「社会人2年目」395名を対象にインターネットで行われた。
○社会人1年目「初任給は20万円以上」は57%
「初任給」について月の総支給額(額面)を教えてもらったところ、「20万円以上(予定)」と回答した社会人1年目は56.6%、社会人2年目は47.8%。社会人1年目の方が8.8ポイント高く、賃上げの影響がうかがえる結果に。
こうした賃上げの流れについてどう感じているかを尋ねたところ、両者ともに「良い流れだと思う」(社会人1年目39.6%、社会人2年目31.9%)が最も多く、次点の「まだ不十分だと思う」(同18.5%、27.3%)では、社会人2年目の方が8.8ポイント上回った。
また、そのように感じた理由を質問すると、「給料が上がることは嬉しいから」(同32.3%、33.7%)が最多に。一方で、選択肢の「入社後の給料アップが期待できないため」は、4番目に多い回答(同10.1%、13.4%)が集まり、ここでも社会人2年目の方が3.3ポイント高かったことから、社会人2年目が「企業の賃上げに対し不十分だと思う」とする背景には、「給与アップが期待できない」ことにあることが伺えた。
○「資産経験に関心」8割以上
次に、「資産形成」について調査したところ、資産形成経験者(現在、または過去に)の割合は社会人1年目が57.4%、社会人2年目は50.1%。さらに資産形成に関心を持つ層も加えると、社会人1年目は8割を超える(80.1%)ことから、Z世代の新社会人は8割以上が社会に出る前から資産形成に関心を持ち、さらに全体のうち半数以上が実際に始めていることがわかった。
また、貯蓄や投資について尋ねたところ、貯蓄に関しては、社会人1年目の希望額は「100,001円〜250,000円」(18.5%)、社会人2年目の実績では「100,001円〜250,000円」が最多となり、おおよそ月に2万円程度を貯蓄にまわしたい・まわした人が多いよう。投資でも同じ傾向が見られ、社会人1年目の希望額は「100,001円〜250,000円」(23.6%)、社会人2年目の実績では「100,001円250,000円」(25.8%)が最多となり、貯蓄と投資どちらも無理のない金額から始めている・始めようとしていることがうかがえた。
○初任給の使い道は?
次に、初任給の使い道について聞いたところ、社会人1年目(これからどう使いたいか)と社会人2年目(もしやり直せるならどう使うか)では、「娯楽費」(社会人1年目10.4%、社会人2年目18.4%)と「投資」(同5.9%、11.5%)で差が見られ、社会人2年目が1年目を振り返り、「初任給を経験や投資に使っておけば良かった」と感じていることが浮き彫りに。
また、各投資商品・サービスの経験有無について聞いたところ、両者ともに「現在やっている」と回答した割合が高い投資商品は「NISA」(同19.9%、24.6%)であることが判明。2番目に多かったのは、社会人1年目は「個別株投資(国内株)」(18.9%)、社会人2年目は「投資信託」(12.8%)となり、社会人2年目は、より⻑期的な資産形成に適した投資商品・サービスをスタートしていることがわかった。
最後に、「社会人になって資産形成を学ぶ機会として持ちたいものは何ですか?」と質問したところ、社会人1年目は「会社の先輩との会話」(28.6%)、「友人・知人との会話」(24.1%)が上位に。一方、社会人2年目は、「勤務先での研修・セミナー」(22.8%)が最も多く、次いで「会社の先輩との会話」(21.0%)となり、「会社の先輩との会話」「勤務先での研修・セミナー」どちらも会社員として働くと望むことができる機会であり、生活環境が近い人からのアドバイスから、より自分の将来を具体的にイメージしたいと考えていることがうかがえた。

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