「青学では何番手でもなかった...」“常広世代”大阪ガス・秋山が無四球マダックス、社会人強豪で進化証明
2025年4月24日(木)15時57分 スポーツニッポン
◇社会人野球JABA京都大会予選Bブロック 大阪ガス5—0Honda鈴鹿(2025年4月24日 わかさスタジアム京都)
社会人野球のJABA京都大会は24日に予選リーグが行われ、大阪ガスはHonda鈴鹿を5—0で制し、予選を1勝1敗とした。
最速148キロ右腕の秋山功太郎が球数90球で完封勝利を挙げ、マダックスを達成した。
「今日は直球に加えてフォークがよかった。三振を取れる球種が課題だったが、磨いてきたフォークが安定していました」
伸びのある直球とフォークを軸に攻めた。無四球と制球がさえ、散発5安打と凡打の山を築いた。
青学大出身で、同学年投手には常広羽也斗(現広島)、下村海翔(現阪神)の「ドラフト1位コンビ」を擁した最強世代。自身のリーグ戦登板は、3年春の6試合しかなかった。
さらに、広陵(広島)時代も、河野佳(現広島)や宗山塁(現楽天)、渡部聖弥(現西武)、石原勇輝(現ヤクルト)らNPBに進んだ逸材に囲まれながら切磋琢磨してきた。
「大学時代は何番手でもない立ち位置でした。(青学大では)みんな直球がよかったし、自分には彼らのような凄い変化球はないので、自分も真っすぐを磨かないといけないと思った」
入社1年目の昨年は、都市対抗予選前に右足肉離れで戦線を離脱し、チームに貢献できなかった。「これまでは(主戦右腕の)“大宮さん頼み”だった。冬の間から自分が一歩抜け出せるようにと思ってやってきた」と言葉に力をこめた。