東芝・神野竜速 最速153キロをマークし、1回をわずか9球で3者凡退 2三振を奪う好救援でチーム快勝

2025年4月22日(火)20時24分 スポーツニッポン

 ◇JABA京都大会 東芝6—2大阪ガス(2025年4月22日 わかさスタジアム京都)

 東芝・神野竜速(かみの・りゅうどう)投手(24)が見事な守護神ぶりを見せた。9回から4番手として救援し、1回を3者凡退。自己最速にあと1キロに迫る最速153キロをマークし、2三振を奪った。

 「フォークが浮いていましたが、途中で修正することができた。初戦を取ることが出来て良かったです」

 球場がどよめいた。先頭打者へ投じた初球の内角低め直球が153キロを計測。2球で追い込むと、フォークで見逃し三振を奪った。続く打者を中飛に仕留めると、最後はフォークで空振り三振。4月の四国大会・ミキハウス戦でマークした自己最速154キロには及ばなかったが、わずか9球で試合を締めくくった。

 西武台千葉から神奈川大を経て、今季が入社3年目。1年目に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、地道なリハビリに励んだ。昨季も152キロをマークするまでに回復していたが、今オフはシャドーピッチングをはじめ「野球につなげるトレーニング」を重視。フォームも固まり、再現性がより高まったことで、直球の威力はさらに増した。

 大河原正人監督が「2イニングも任せられるし、いてくれたら助かる存在」と評したように、今季は勝利に直結する場面での起用が予想される。四国大会は準優勝に終わっただけに、指揮官は「都市対抗を優勝するためには5連勝しなければならない。今大会も5連勝が目標です」と意欲。投手、野手とも激しい競争を繰り広げる中、チームの戦力は着実に強化されている。

スポーツニッポン

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