スマホで撮った写真を後から見返してガッカリ…そんなあなたもたった2ポイントで<スマホ写真>の質が劇的アップ!《押さえておきたいキホンのキ》

2025年5月28日(水)12時30分 婦人公論.jp


(撮影:山崎理佳)

美しい花や景色と出合い、外出が増えるなど、何かとスマホカメラが活躍する季節。どうせなら、何度も見返したくなる写真を撮りたいと思いませんか。そこで、簡単にクオリティがアップするコツをシーン別に伝授します。春のお出かけが楽しくなること間違いなし! (撮影=山崎理佳/「JAF Mate Online 2022年5月 ペット、スイーツを写真で残そう。スマホ写真の撮り方講座_後編」より一部転載 構成=本誌編集部)

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カメラの特性を知って失敗を回避しよう


観光スポットやその土地で食べた料理など、楽しかった記憶、感動したものを記録するために、スマホで写真を撮る人は多いでしょう。しかし後で見返して、「もっときれいな景色だったのに」「あんなにおいしかった料理がおいしくなさそう」と、ガッカリした経験はありませんか。

イマイチだと感じる大きな原因は、スマホカメラの特徴や基本機能を知らないまま使っていることにあります。たとえば、読者の多くはフィルムカメラ世代なので、シャッターは「押す」という感覚でしょう。しかし、スマホカメラは「触れる」が基本です。小さな違いのようですが、ボタンをグッと押すと手ブレの原因になりかねません。

ほかにも、被写体をタップするとピントだけでなく明るさも自動で合うこと、レンズはスマホの中央ではなく端についていること、標準レンズでは画面の端がゆがむことなど、特性を知るだけで回避できる失敗がたくさんあります。スマホカメラは機能を使いこなさないと上手に撮れないと思う人もいるかもしれませんが、最低限のポイントを押さえるだけで、写真の質は劇的にアップするのです。


(撮影=山崎理佳)

そしてもう一歩上達するには、写真の“ゴール”を意識するのも大切。なんとなく構えて「カシャ」で終わらせず、いま何に感動しているのか、どうすればそれが魅力的に写るのかを、一呼吸置いて考えてみましょう。

押さえておきたいキホンのキ


「ほんの少しの心がけで写真の質は上がります」と山崎さん。最低限チェックしてほしいというポイントは……

(1)撮る前にレンズを拭く

いつも写真がぼやけている、色がきれいに出ないと感じる時は、レンズが汚れている可能性あり。手の脂などがつきやすい場所なので、撮影前に拭くクセをつけて

(2)レンズの位置を知る

スマホはフィルムカメラと違い、端にレンズがついている。体の中心で構えるとずれが生じてしまうため、被写体とレンズが一直線になるように

若々しいきれいな「撮られ方」も伝授


たとえば菜の花畑を見た時、青空と黄色のコントラストがきれいだと思えば、花と空が半々で入るように撮る。あるいは、菜の花に目を奪われて空の青さに気づかなかったのであれば、菜の花にフォーカスして空は少しだけ入れればいい。このように、感動したポイントを明確にすると、漫然とした構図になるのを防ぐことができます。


(撮影=山崎理佳)

次の記事からはシーンごとに、イマイチな写真になる原因や、クオリティをアップさせるポイントをまとめました。誰でもできる簡単なものばかりなので、気軽にチャレンジしてみてください。

また、『婦人公論』世代は、お友だちとのランチや同窓会などで写真に写る機会も多いでしょう。しかし、年とともに肌や体形の悩みが増え、「見返して自分の老け具合に落ち込んだ」「写真に写るのが苦手になった」という話をよく聞きます。

 それは、撮影環境が悪さをしているだけかもしれません。カメラの特性を知っておけば、若々しくきれいに写ることができます。「撮られ方」の小技もいくつかお伝えしますので、出かけた時にお友だち同士で試してみてはいかがでしょうか。

スマホカメラは、特別な準備も必要なく何枚でも撮れるのがメリット。感動した場面や思い出をたくさん切り取ることで、毎日がいっそう楽しく豊かになるはずです。


(撮影=山崎理佳)

※本記事は、iPhone 14 Proを前提に解説しています。iPhoneのほかの機種やAndroidなどでは、機能名や操作方法が異なることがあるため、詳しくは取扱説明書や問い合わせ窓口で確認してください

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