「無人島」は20万円で貸し切れる! でも実際どう使われてるの?

2018年7月1日(日)11時0分 Jタウンネット

今、あるツイッターユーザーが呟いた無人島に関しての投稿が話題になっている。


いまググってたら、20万円くらいで和歌山県の無人島が貸し切れると知った。これめっちゃ良い!
イベント使用もできるので、水鉄砲持ってリアルPUBG大会とか、DJ呼んでフェスとかもできそう。大人こそ、こういう場所でお金かけて遊ぶべきですね
iSara関連のイベント、もし日本でやるならここがいいな pic.twitter.com/vaC3z99CFm
- ケースケ バンコク (@Keisukexlife) 2018年6月20日

該当の無人島は和歌山県有田市にある「地ノ島」という無人島だ。ツイートによると、20万円程で貸し切れるとあり、投稿者はイベント等で無人島を利用したいようだ。


内陸出身の記者からすると無人島は随分遠い存在で、しかも貸し切りできるとは考えたこともなかった。思いのほか身近な存在なのだろうか。


運営会社に話を聞いてみると...


Jタウンネット編集部が「地ノ島」で体験イベントを行う、ジョブライブ(東京都千代田区)代表取締役の梶海斗さんに話を聞いたところ、無人島貸し切りの相場としては、1日あたり20万円くらいが妥当であるとのこと。


「サービスとして提供していて、きちんと管理者もいるとなるとこのくらいになります」

梶さんによれば、無人島ツアーが人気の時期は例年7月〜9月に集中するという。多い時には月に2、30件の問い合わせがあり、現状2018年8月の無人島ツアーは既に満員御礼だそうだ。


用途としては様々で、イベントやキャンプで使う場合もあれば、企業研修等でも使われることがあるとのこと。


「内定者研修の一環としてチームビルディングを学ぶために使っているようです」

と梶さん。中には「自社食材のみでのサバイバル生活」を体験してもらう趣旨で研修をしている食品メーカーもあるそうだ。無人島の可能性は図り知れないのかもしれない。


しかし、「レンタルビジネスとしては無人島は難しい」と梶さんは続ける。


「国が管理する部分もあり、シーズンも限られてしまうので、レンタルというよりは旅行企画として、ツアーを組み、インストラクターも同伴できる形のサービスとして無人島ツアーを提供していきたい」

と抱負を語ってくれた。


最後に、どうして無人島を仕事にしているのか聞くと、


「学生時代にどうせやるならということで、無人島でキャンプをしたことがあったのですが、その原体験が今のビジネスに繋がっています」

現在梶さんは和歌山県に限らず、他でも無人島ツアーを企画しているとのことで勢力的に活動している。


映画や小説の中でも舞台となることが多い無人島。日常とはかけ離れた場所での非日常な生活は貴重な経験となるかもしれない。

Jタウンネット

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