【実食レポ】豚骨なのにスープが透明!? 福岡名物『豚そば月や』の「クリア豚骨」が美味しい理由

2023年7月30日(日)10時47分 食楽web


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●この透明さで豚骨ラーメンなわけがない!? 福岡県民も驚く『豚そば月や』の「クリア豚骨」とは?

 ラーメン大国、福岡。街を歩けばラーメン屋にぶつかるほど、どこを見てもラーメン屋さんがひしめいています。

 福岡の有名な繁華街「中洲」のど真ん中に、ラーメンを食べ慣れている福岡県民でさえ、見た目と味のギャップに驚愕するラーメンがあります。食べ終わった頃にはその魅力の虜になってしまうという声が続出。ラーメン好きを公言している筆者は、試すしかありません。

 深夜2時30分まで営業している人気の『豚そば月や』で、クリア豚骨ラーメンと呼ばれる「豚そば」を食べ、噂の真相を確かめます。

クリア豚骨ラーメン「豚そば」は見た目と味のギャップを楽しむべし

 メニューは基本的に「豚そば」のみですが、チャーシューが好きな方は「豚豚そば」という名のチャーシュー麺を選択することもできます。

 麺だけを追加注文する「替え玉」はもちろん、「追いスープ」があるのは高ポイント。追いスープ300円+替え玉150円=合計450円、なんてお得なのでしょう。


「豚そば」800円(税込)

 王道、クリア豚骨ラーメンと呼ばれる「豚そば」が着丼。綺麗に整列している麺がとても美しい! 注目すべきなのは透明スープです。信じられない、これが豚骨スープだなんて。

 小皿に添えてあるのは、ネギと紅生姜ではなく、まさかのみょうが! 豚骨ラーメンとみょうがの組み合わせは初なので楽しみが増します。

こんなスープ初めて! 透明なのに間違いなく豚骨スープ

 豚骨=白濁したスープ、という固定概念が崩れるほど見事に透明なスープです。豚骨独特の臭みは全くありません。

 何も知らずに見たら、完全に塩ラーメン。この段階ではまだ半信半疑。しかし、スープを一口飲むとその疑いはすぐに晴れます。優しい塩味と凝縮された上質な豚の旨味、スッキリとした飲み心地なのに味は紛れも無く豚骨……。

 視覚と味覚のギャップに、脳内が一瞬フリーズします。その不思議なおいしさに惹かれて、一口、また一口とスープを口に運んでしまうのです。

 かなり細めの麺は、噛むたびに小麦の風味が口いっぱいに広がります。麺のおいしさをそっと引き立たせてくれるあっさり豚骨スープ。みょうがのシャキッと感と爽やかさが加わり、幸せなため息がもれます。


「替え玉」150円(税込)

 博多の素敵な文化、それは「替え玉」(150円)です。スープがあっさりなので、飲み干して「追いスープ」をするか迷いましたが、胃と相談して「替え玉」のみで我慢しました。

 麺を入れたら、店員さんが一緒に持ってきてくれる「替え玉用のタレ」を入れることで、味が薄くならずに最後までおいしくいただけます。

一品料理は爽やかな「ガリトマト」がおすすめ


「ガリトマト」600円(税込)

「豚そば」と相性抜群な一品料理が「ガリトマト」です。その名の通り、ガリとトマトのおいしさを存分に味わえる一品。ポン酢のような酸味のあるタレが、トマトにしっかり沁みています。辛さのあるガリと大葉がトッピングされていて、とても爽やかです。


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 福岡の繁華街、中洲にある店舗なので、飲み終わった後の〆として来店されている方が多かったです。「ガリトマト」の他に、「ゆでモツ」「よだれ豚」などの一品料理を楽しみながら、お酒を飲んでいる方もいらっしゃいました。

 この日は、仕事の合間だったのでお酒を飲めなかったことが唯一の心残り。次回は、お酒、一品料理、締めの「豚そば」まで『豚そば月や』で完結するつもりです。

遠方の方へのお土産にもピッタリ!

「透明なのに豚骨やね!」、「でもさっぱりしとるのはなんでやろか〜」と福岡県人も博多弁で驚いていました。

 お土産用ラーメンの販売もあるので、遠方の方への差し入れや自宅用としても楽しめます。この驚きをたくさんの方に体験して欲しいです。

(撮影・文◎馬場阿紀子)

●SHOP INFO

豚そば月や 本店

住:福岡県福岡市博多区中洲2-6-9
TEL:092-262-3505
営:18:00〜翌2:30(L.O.翌2:00)
休:日・祝日

●著者プロフィール

馬場阿紀子
福岡を拠点にタレント・女優・声優として活動しながら、インタビュアー・ライターとして各メディアや誌面に記事を寄せている。高カロリーな食事が好き過ぎて、増え続ける体重を気にしながらダイエット料理にも手を出すあまのじゃくな胃の持ち主。

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