もしや今、「茶そば」流行中?【家そば放浪記】第252束:紀ノ国屋で買った、KINOKUNIYAプライベートブランド(池島フーズ)『茶そば』1080円(1人前216円)
2024年8月9日(金)18時0分 ロケットニュース24
そこに100円ショップがあれば必ず「100均パトロール」を敢行し、そこにスーパーがあれば即突入。その「スーパーという名の国」を観光気分で堪能し、その地の物価や雰囲気などを把握する。
もちろん乾麺(干し蕎麦)コーナーのチェックも欠かさない──のだが、ここ最近、「もしや……」と思う事がある。それは……
やたらと「茶そば」が充実している(どこにでも売っている)のである!
とりあえず今回は一番ウマそうな予感がする、あの高級スーパー「紀ノ国屋」で1パック1080円(!)売られていた、まさしく紀ノ国屋印(じるし)の『茶そば』をチョイスしてみたが、実は我が家、他にも茶そばがタンマリと貯蔵されている。
行く店、行く店に茶そばが売られているので、そのつど購入していったら、我が家が茶そばだらけになってしまったのだ。
もしかして今、茶そばって、流行ってる……?
ほんの少し苦手意識もあり避けてきたが、もうこまで貯まってしまっては、茶そばの壁へと立ち向かって行かんとイカンだろう。
なぜ茶そばがここまで売られているのか?
その謎を解き明かすべく──って、
この小分け、いい感じだね!
デカい鍋に湯を沸かし……
4〜4分半ゆでて……って!
ものすごく「お茶屋さん」の香り……!
過去にもいくつか茶そばを食べてきたが、今回のは「さすが紀ノ国屋オリジナルブランド!」と言わんばかりの気品の高さ。決して作られて茶の香りではなく、自然なお茶の香りがキッチンを包み込んでいた。
茹でたお湯も、お茶の色。
シブい色しとるわ〜〜〜。
てな感じで完成。
して、そのお味は──
そうとうな茶。まさに「茶そば」としか言いようがない。
麺はツルツル系で、角ばっている感じ。「こういうラーメン、たまにあるよな」的なツルツル系だ。
味としては蕎麦というより茶。茶の麺を食べている感じだ。
そんなことは今までも茶そばを食べたことあるので理解しているのだが、いかんせん茶そば経験値が低いので、これがすごいのかどうかは正直よくわからない。
ただ、これまでの少ない茶そば経験の中でも、今回の茶そばは「美味しい茶そば」だとは感じた。もしかしたら「紀ノ国屋だから」という先入観から美味しく感じているのかもしれないが……。
「家そば」か「外そば」なら外だとも思う。茶そばを頼んでこれが店で出てきたら「ほう」となる気もする。
しかし、「蕎麦を食べたい」というより「茶そばを食べたい」という気持ちにならないとジャストミートしないかな……とは思う。
それなのに、比較的どこに行っても茶そばを見るってことは、茶そば流行の兆し……な気がしないでもない。
今後はこの紀ノ国屋の茶そばを基準に茶そばジャッジをしていきたい。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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