入り口は「自動販売機」 仙台にオープンした水タバコ屋が、秘密基地っぽくて楽しそう

2021年8月12日(木)20時0分 Jタウンネット

「これは本当に店の入り口なのか?」

思わずそんな風に首を傾げてしまいそうな、いかにも「隠れ家」っぽい入り口を見つけたという投稿が、ツイッターで話題になっている。

一体どんな場所なのだろうか。気になる実際の写真が、こちらだ。

一見すると、街中でしばしば見かけるようなタバコの自販機。ボタンやコイン投入口もあるし、本物にしか見えない。

しかし、別に写真を間違えたわけではない。この「自販機」はれっきとした店の入り口なのだ。その証拠に、上の方にはしっかりと、

「いらっしゃいませ」

の文字がある。それと知らなければ、まずわからないだろう。まさに「隠れ家」といった趣がある。

こちらの写真に対し、ツイッター上では、

「ステキやん...」
「秘密基地感あって憧れる!」
「隠れ家感かっけぇ」

といった声が寄せられている。

話題になっているのは、宮城県仙台市在住のツイッターユーザーのいよう(@i_yo_u)さんが2021年8月11日に投稿した写真。Jタウンネット記者は12日、投稿者本人と、この店を運営するナルギレ(仙台市)に話を聞いた。

本物の自販機のパーツを使用

シーシャ(水タバコ)好きの「いよう」さんが、話題の写真を撮影したのは、11日の17時頃。自販機ドアの先にあるのは、「仙台水煙草喫茶 煙羅煙羅」だ。

「ツイッターとインスタに掲載されている住所だけを頼りにビルに辿り着き、まず外からの入口が2つ(マンション側のエレベーターホールとテナント側の階段の入口)があって迷いました。
その後、階段を見つけて登って3階に着いたらこのドアがありました。本当にこれがドアなのかめちゃくちゃ不安になったと同時に、とてもワクワクしました。ゲームの隠し通路みたいで......」(いようさん)

いようさんは実際に入店してシーシャも吸ったという。

「店内はレトロな雰囲気の錆びた看板、ソファとテーブルが置かれていて広々としており、甲子園野球のラジオ中継が流れていました。ノスタルジックでとても居心地が良かったです。
シーシャはライチ×パンラズナ(白檀やお香のような味です)をオーダーしましたが、濃い煙で温度管理をこまめにしていただき、すごく美味しかったです」(いようさん)

Jタウンネット記者は、ナルギレにも取材した。取材に応じた同社マネージャーの中野華蓮さんによると、「煙羅煙羅」は10日にプレオープンをしたばかりの水タバコ屋。

一週間ほどのプレオープン期間を経たのち、オペレーティングの確認などが完了し次第グランドオープン予定とのことだ。

「『煙羅煙羅』という店名は、煙々羅(えんえんら)という煙の妖怪の名前からとっています。水タバコのお店なので、なにか煙に因んだ名前を付けたくて命名しました。
店は24人ほどのお客さんが入れる規模で、ソファー席やテーブル席のほか、小上がりやカップルシートもあります。プレオープン期間はチャージ料なしのワンドリンク制で水タバコを提供していますが、グランドオープンした際にはホットサンドやちょっとしたデザートなど、軽食も提供できればと考えています」(中野さん)

タバコの自販機風の入り口については、

「隠れ家とか秘密基地っぽい雰囲気を演出したくて、内装屋さんと相談した結果こういう形になりました。
実際に稼働していた自販機のパーツを加工・軽量化して使っているので、見た目はかなりリアルですね」

と説明。ただ、もちろんすでに自販機としては機能していないという。ちなみに、開ける時は右端の取っ手部分を引いて開ける引き戸タイプだ。

中野さんはツイッターでの反響について、

「まだプレオープンが始まったばかりなのに、これだけ話題にしてもらえているのはすごくありがたいです。これからグランドオープンに向けて、まだまだ内装などアップグレードしていく予定なので、ぜひ当店のSNSをチェックしてみてください」

とコメントしている。

Jタウンネット

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