従業員体験の良化に向けた、パーソルのITインフラ・セキュリティガバナンス戦略

2024年1月10日(水)11時0分 PR TIMES STORY

パーソルグループ中期経営計画2026』では、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を目指すことが経営の方向性として掲げられています。

今回は、環境のデジタル化によって従業員体験(EX)の良化を支えるグループIT本部で、本部長を務める渡辺にインタビュー。グループIT本部が目指す姿、そして今後どのような戦略を持って“はたらく環境の進化”に取り組むのかについて話を聞きました。

パーソルホールディングスが運営するWebメディア「TECH DOOR」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。

パーソルグループの社員が顧客に価値を提供するために、私たちにできることは何か——

—まずは、パーソルグループ中期経営計画2026をふまえて、グループIT本部が担う役割について聞かせてください。

中期経営計画2026とその実現に向けたテクノロジー戦略においては、環境のデジタル化による「従業員体験の良化」を強く打ち出しており、この部分がまさにグループIT本部が担う役割です。細やかな取り組みによる短期での良化と、長い時間軸の中で非連続かつ劇的な良化の両方に取り組んでいきます。

特に期待されているのは、社員のことを見て「社員にとって使いやすい環境とは何か」を考えながらITサービスを提供していくことです。ただ単に使いやすいだけでなく、お客さまの大切な個人情報をしっかりと守れるようシステム側で制御がなされ、安心して使える。そんな状態を実現し、圧倒的な生産性を作っていくことが求められます。

従業員体験の良化に向け、堅牢な“守り”と積極的な“攻め”の両立を

—具体的にはどのようなことに取り組んでいくのですか?

従業員体験の良化に向け、「IT環境・インフラの進化」を一つの大きなテーマとしています。このテーマについては、次世代ネットワークやクラウドシフトなど、土台となるデジタル基盤を整備することと、より社員に近い部分でワークスタイルを変革していくこと、これらの2階建ての構造で進めます。

また総合人材サービスグループとして、「IT・セキュリティガバナンスの進化」にもしっかりと力を入れて取り組んでいきます。

—それぞれのテーマについて詳しく教えてください。まず「IT環境・インフラの進化」については、どのような取り組みを進めていこうと考えていますか。

「はたらく環境をいかに良くするか」という問いのもと、社員にとってのちょっとしたストレスを解消していくこと、それによって生産性を高め、より人間が活躍すべき領域に時間を使えるようにしていくことに取り組みます。

たとえば情報の検索一つをとっても時間がかかりますし、検索によって得られる情報には人によって差があります。これに対して「この基盤とアプリを使い、ここのデータを参照すれば、情報漏洩のリスクなく情報の検索ができる」といった組み合わせを提供することで、必要な情報がすぐに入手でき、それをもとに効果的な顧客提案がすばやく行える、そんな世界を作っていきたいのです。

そのためには、“組み合わせ”と表現したように、アプリの表面的な部分が使いやすい・見やすいだけでなく、裏側にあるインフラやデータまで含めたセキュアでシームレスなデジタル基盤を整えていくことが大切になると捉えています。

—「IT・セキュリティガバナンスの進化」についてはいかがですか?

想像していただきやすいのは、セキュリティガバナンスにまつわる取り組みでしょう。外部からの攻撃を防ぐとともに、有事の際に検知・復旧すること、グループ内でインシデントがあった際に、グループ各社では受容できないリスクにホールディングスが対応すること。こういった、リスクをコントロールする“守り”の動きに確実に取り組んでいきます。

ただ中期経営計画2026のもとでは、この“守り”のガバナンスだけでなく、“攻め”のガバナンスも大切にしていこうと考えています。

—“攻めのガバナンス”とは、具体的にどのような取り組みになるのでしょうか?

「IT投資が、未来に向けた視点もふまえて正しく使われているのか」「IT戦略が“テクノロジードリブンの人材企業”への進化に資するものであり、事業戦略と結びついているのか」、こういったことをしっかりと考えて事業に貢献していく、ITガバナンスの領域です。現在は、「各事業の経営が投資すべきところに投資できているか」を”見える化”して検討し、できていない部分を改善することに取り組もうとしています。

—最後に、グループIT本部の組織と、組織を通してパーソルグループにどのような影響を与えていきたいか、今後の展望をお聞かせください。

グループIT本部では2019年からMission/Vision/Value/Style(以下、MVVS)を策定し、従業員体験の良化に取り組んできました。

Mission

テクノロジーの力でパーソルグループみんなの「はたらいて、笑おう。」を実現する

Vision

グループIT本部のリードによって、パーソルグループみんなが安心して自分らしくはたらけている

Value

・EX向上を通じて、グループの顧客価値創造へ貢献する

・継続的改善により、グループの課題を本質的に解決するサービスを届け続ける

Style

「成長マインド」「プロフェッショナリズム」「心理的安全の保証」を向上させることで、 「スピーディーな組織運営」を加速させる

「顧客に対してどんな価値をいかに提供するか」を第一に考える、“価値ドリブン”の組織であること。そして各個人がアジャイルマインドを持って業務に取り組み、現場への権限委譲を進めてスピーディーな運営を目指すこと。これらを重視し、変化に適応しながらMVVSを体現できる組織になっていきたいです。

そして、テクノロジーの力ではたらく上でのストレスを解消し、エネルギーの無駄を排除していきたいと思っています。それによって、社員の皆さんにとって本当に心地よく、楽しくはたらける環境を作りたいですし、将来的には入社される方に「この会社すごいな」「こんなにシステムが揃えられて、はたらく環境が整っているんだ」と思っていただける会社にしていきたいですね。

またこれらを国内の一部の話にとどめず、国内と国外の融合も進めていけると、より面白い世界が広がるのではないかなと思います。

※2023年10月時点の情報です。

パーソルホールディングスが運営するWebメディア「TECH DOOR」では、パーソルグループ内で取り組んでいるITプロジェクトを紹介しています。本記事と併せてぜひご覧ください。


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