頭の悪い人に限って使っている「脳が止まる自己暗示の言葉」ワースト1
2025年5月5日(月)6時5分 ダイヤモンドオンライン
「私には無理だ」「また今日も失敗しそう」「どうせうまくいかない」――そんな言葉で一日を始めてはいないでしょうか?スマホをなんとなく眺め、ぼんやりした気持ちで慌ただしく準備する……それが毎朝の習慣になってしまっている人も多いはずです。実は、成果を出し続ける人たちは、朝1分の使い方にこだわり抜いています。なぜなら、そのたった1分が、自己肯定感や行動力、さらには人生全体の流れを左右するからです。話題の書籍『奇跡が起きる 毎朝1分日記』の著者・三宅裕之氏は、「朝の1分間に自分へかける言葉が、潜在意識を書き換え、その日一日の姿勢を決める」と言います。本記事では、“NGな自己暗示と、成功者が実践するポジティブな言葉の習慣”について、お届けします。
Photo: Adobe Stock
ワースト1:「私には無理だ」は脳を止める自己暗示
私たちは無意識に、自分自身に言葉をかけ続けています。その中でも最も危険なのが、「どうせ無理」「自信がない」「きっとうまくいかない」といったネガティブな自己暗示です。
これは単なる“気の持ちよう”ではありません。脳は言葉を真に受け、その通りの行動しかできなくなってしまうのです。
つまり、自分の言葉によって、思考・行動・感情が“止まる”ようにセットされてしまうのです。
自信が生まれる「朝1分の魔法」
では、成功者はどんな言葉で一日をスタートしているのでしょうか? 多くの人は、自信がついたから行動できると考えがちですが、私の経験ではその逆です。自信がないからこそ、まず行動する。行動が自信をつくってくれるのです。そして、その“最初の1分”を支えているのが、毎朝の自己暗示です。
私が毎朝口にしている言葉は、とてもシンプルです。
「私はできる」「私は今日も最高の1日をつくる」
たったこれだけ。でも、この言葉を発することで、心と脳が一気に前向きモードに切り替わります。
なぜ“声に出す”ことが大事なのか?
起きたばかりの脳は、リラックス状態にあり、潜在意識に言葉が入りやすいタイミングです。この“ゴールデンタイム”に、自分の声でポジティブな言葉を発することで、脳の中に「今日の前提条件」がインストールされるのです。
ポイントは、思うだけでなく“声に出す”こと。感情を込めて、笑顔で言えば、さらに効果が高まります。自己暗示の力を活かすには、「自信があるから言う」のではなく、「自信がほしいからこそ言う」ことが大切です。
私が毎朝唱えている“自己暗示フレーズ
私は毎月1枚、「ミッション&ビジョンシート」という紙を用意して、自分の価値観や目標、信念を書き出しています。そして朝晩、そこに書いた言葉を声に出して読んでいます。
その中でも、とくに毎日欠かさず唱えているのが、自己暗示の創始者エミール・クーエが提唱したフレーズです。
「Every day, in every way, I’m getting better and better.(毎日、あらゆる面で私は向上している)」
また、私が主催している朝活コミュニティでは、これに加えてもうひとつの言葉も取り入れています。
「あなたは、毎日あらゆる面で良くなっています」
これは、他人の幸せと成長を心から願うことで、自分の心も整い、徳を積むことにつながるという考えからです。自分自身への自己暗示と、他者への祈りをセットで行うことで、より深い内面的変化が生まれてきます。
明日からできる「朝1分 自己暗示ルーティン」
私が毎朝実践している習慣は、とても簡単です。明日から、あなたも試してみませんか?
<朝1分の自己暗示ルーティン>・鏡の前で深呼吸し、気持ちを整える・自分の名前を呼びかけながら、ポジティブな言葉を声に出す(例)「◯◯、今日もあなたはできる」「私は前進している」・感情を込めて、笑顔で言ってみる・エミール・クーエの暗示文を3回唱える「Every day, in every way, I’m getting better and better」・最後に、心の中で誰かの幸せを願う「◯◯さん、あなたは毎日あらゆる面で良くなっています」
この流れを1分で行うだけで、自分も周りも温かく変わっていくのを感じられるはずです。
自信は「持つもの」ではなく、「育てるもの」
自信は、外から与えられるものではなく、内側から育てるものです。そして、その第一歩は、自分の声で自分を肯定すること。
私たちは、誰かに褒められる前に、自分を認める力を持つべきです。「私はできる」「私は成長している」と言葉にすることで、心は応えてくれます。そして、他人の幸せを願うことで、人生に余裕と豊かさが生まれてきます。
明日の朝、1分だけでも、ぜひやってみてください。
その言葉が、あなたの未来を少しずつ照らし始めるはずです。
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