藤井聡太竜王が永瀬拓矢九段に敗れる…名人戦、第5局29・30日に
2025年5月18日(日)22時48分 読売新聞
名人戦第4局で敗れ、シリーズ3勝1敗となった藤井聡太竜王(18日午後10時19分、大分県宇佐市で)=若杉和希撮影
将棋の第83期名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第4局が17、18日、大分県宇佐市で行われ、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が、名人を保持する藤井聡太竜王(22)(王位、王座、棋王、王将、棋聖)に141手で勝ち、シリーズ1勝3敗とした。第5局は29、30日、茨城県古河市で行われる。
対局は17日午後、両者が同一の手順を繰り返して決着がつかない「千日手」が成立し、1日目を終了。2日目の18日午前9時から先手、後手を入れ替えた指し直し局が行われ、先手番となった永瀬九段が終盤の競り合いを制した。
終局後、永瀬九段は「内容としては悪い将棋だった。(第5局に向けて)精いっぱい準備をしたい」と話した。