永瀬九段、反撃1勝 “指し直し”熱戦制す 名人戦7番勝負第4局

2025年5月19日(月)5時0分 スポーツニッポン

 将棋の藤井聡太名人(22)=王将を含む7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第83期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は18日、大分県宇佐市の宇佐神宮で第4局2日目が指し継がれ、永瀬が141手で勝利した。名人戦初登場の永瀬はカド番で初勝利。対戦成績を1勝3敗とした。

 1日目夕刻、同一局面が4度現れる千日手が成立した。先後を入れ替え、この日初手から指し直した熱戦を永瀬が制した。「作戦段階で準備の薄い将棋を指してしまった」。戦型は両者の得意戦法・角換わり。先手番では対藤井のタイトル戦12局目で初勝利を挙げたが理想の高さゆえか、不満顔だった。

 藤井は第68期の羽生善治名人以来15年ぶりの名人戦ストレート防衛を逃した。「読み抜けや誤算、読みの精度が足りなかった」。

 第5局は29、30日、茨城県古河市「ホテル山水」で指される。

スポーツニッポン

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