e―Taxで虚偽の確定申告し還付金を不正受給容疑…高知県警が男女10人逮捕、数百人が関与か

2025年5月22日(木)21時4分 読売新聞

高知県警察本部

 電子申告・納税システム「e—Tax(イータックス)」で虚偽の確定申告を行い、所得税の還付金を不正に受け取ったとして、高知県警は22日、東京都港区の自称自営業の男(40)ら17〜49歳の男女10人を詐欺、詐欺未遂の疑いで逮捕したと発表した。県警は「匿名・流動型犯罪グループ(匿流トクリュウ)」による事件で、他にも数百人が関与したとみている。

 発表では、男らは昨年4月〜今年3月、取引企業から報酬を得て源泉徴収されたものの、多額の経費がかかり、納めるべき所得税がなかったとする虚偽の申告書を作成。東京や愛媛など4都県の税務署に4人分の申告書を提出し、計約576万円をだまし取るなどした疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 県警によると、10人は、税務署で身分証明書を示して利用者識別番号(ID)などを取得する役割と、そのIDで虚偽申告を行う役割に分かれていた。IDの取得役は、SNSの募集などで集まったという。

 事件は、別の詐欺事件の捜査の過程で発覚したという。県警は、詐取した金の一部が男に流れていたことから、グループの上位者とみている。

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