「おかしな話だと思います」橋下徹氏が突っ込んだ年金制度 「70歳から支給」主張に政治家はどう答えた
2025年5月26日(月)13時15分 J-CASTニュース
自民党と立憲民主党は基礎年金の底上げなど年金制度改革で大筋合意し、2025年5月中の衆議院通過を目指すが、5月25日のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」も年金問題を取り上げた。レギュラーコメンテーターの橋下徹弁護士は、改革の本筋は基礎年金の引き上げではないのではないかと、持論を重ねた。
平均寿命が延びているのに...
「年金っていうのは、亡くなる前の何年間分を保障しますというのが本来の話で、平均寿命が延びてきているのに、65歳からもらうとか、60歳までしか保険料を払わないというのはおかしな話だと思います」というのだ。
では、何歳からの受給にするべきと考えているのか。橋下氏は「保険料をなるべく長く払ってもらって、70歳から支給とか。僕はそっちを本丸に、政治家の皆さんにやってもらいたいと思います」と、ゲストの田村憲久・元厚生労働相と立憲民主党の長妻昭代表代行に迫る。
長妻議員は受給年齢の繰り下げの難しさを説明した。長妻議員は政界でも年金問題の第一人者と言われる。
自民・立憲大連立に両党出演者の反応
「(繰り下げは)定年退職と一緒に合わせないと、(収入のない)空白ができるんです。かりに(70歳に)上げるとしたら、(70歳定年という)雇用とセットで(やらなければなりません)。こちら(受給年齢)だけ引き上げると、フランスで暴動がおこりましたよね。これは慎重に考えないといけない」と話した。
橋下氏は「だから、こういうことをやるためにも、自民党と立憲民主党が連立を組めばいいんですよ」とまぜっかえしたが、田村氏も長妻氏も「いや、いや、いや、それは......」と苦笑いだった。
(シニアエディター 関口一喜)