【頭がいい人の数字思考】数字が苦手な人ほど知ってほしい…3つの数字と向き合ったら、日本一になった話
2025年4月23日(水)6時10分 ダイヤモンドオンライン
【頭がいい人の数字思考】数字が苦手な人ほど知ってほしい…3つの数字と向き合ったら、日本一になった話
【楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長!開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
Photo: Adobe Stock
「数字を見ると頭が痛い」そんな人でも慣れていく
数字についてお話をすると「数字を見ているだけで頭が痛くなる」という人も少なくありません。
でも、数字は意識して見るようにしていると見慣れてきますし、定期的に見ることでうまく活かせるようにもなります。
数字の変動が少ないときほど小さな気づきが得られる
事業をスタートしたばかりであれば、数字の変動はあまりないかもしれません。
でも、だからこそ、小さな変化に気づきやすくなります。
小さな試行錯誤が結果を生む
私の場合、「1つ商品を追加すると、このくらいアクセス数が増えるんだな」「じゃあ、3つ追加したらどうなるのだろう」というふうに、数字で表れる結果を見ながら試行錯誤を繰り返していました。
アクセス解析をもとに品ぞろえを改善
また、お客さんが「よく見ているカテゴリー」や「よく見ている価格帯」などアクセス解析のデータを参考にして、取扱商品の品ぞろえに反映させていました。
価格の違いを見て仕入れ判断を変更
「ナパバレー」という2000円で販売しているカリフォルニアワインが、髙島屋で5000円で売られているのを見て取扱数を増やしたのも、アクセス解析を見ていたからこそです。
アクセス解析の積み重ねが日本一につながった
そのおかげで私のショップは、現在550を超えるワイナリーが加盟する非営利生産者団体「ナパヴァレー・ヴィントナーズ」が実施する「ナパワインフェア2019」「ナパワイン・アンコールフェア2022」で連続2回(2000、2021年は開催せず)、ワインショップ部門で日本一を獲得。
フェア期間中のナパバレーのワイン販売本数が日本一として賞され、ナパワインが得意なショップとして知られるようになりました。
数字を見続けると「異常値」に気づけるようになる
定期的に数字を見続けていると「異常値」に気づきやすくなります。
異常値というのは、普段とはかけ離れた数字のことで、いい場合も、よくない兆しの場合もあります。
異常値の原因が次の一手のヒントになる
私の経験でお話しすると、「客単価」が急に下がったことがあり、その理由を探っていたら、売れ筋商品が品切れだったことを発見しました。
自社にアクセスしたお客さんの人数「アクセス数」に対して、実際に購入した人の割合である「成約率」が、特定の商品で極端に下がったときは、競合店が値下げをしていたことがわかりました。
もちろん、導入した商品がヒットして、売り上げが急激に上がったこともあります。反対に、売り上げ全体が伸び悩んでいるときは、「入口商品」が魅力的でないことも考えられるでしょう。
どのくらいの頻度で見ればいい?
こうした数字は「どのくらいの頻度で、確認すればいいですか」と聞かれることがあります。
最初のうちは、週に1回でも、3日に1回でも、頻度を決めて定期的に確認しましょう。
管理画面にログインしたら“この3つ”は必ずチェック
ただ、販売サイトを持っているのであれば、管理者画面にログインすると、すぐにアクセス解析が見られるようになっているサイトがほとんどのはず。できれば、ログインするたびに「売上高」「客数」、そして売り上げに関わる重要な数字である
「アクセス数」「成約率」「客単価」
——はチェックするようにしましょう。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。