インターステラテクノロジズ、人工衛星事業が宇宙戦略基金「高精度衛星編隊飛行技術」に採択
2025年4月25日(金)12時46分 PR TIMES
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宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役 CEO:稲川貴大、以下インターステラテクノロジズ)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する宇宙戦略基金の技術開発テーマ「高精度衛星編隊飛行技術」に採択され、JAXAと委託契約を締結しましたので、お知らせいたします(*1)。国立大学法人東京科学大学、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学、国立大学法人大阪大学、学校法人湘南工科大学、公立大学法人会津大学の5大学を連携機関に、「超多数機の精密制御が可能な編隊飛行技術の構築」に取り組みます。
超々小型衛星が高精度に協調するフォーメーションフライト技術の確立を目指す
近年、通信・観測・測位のあらゆる衛星システムにおいて、多数の衛星を地球低軌道上に打ち上げて一体運用する「小型衛星コンステレーション」による経済・社会的な便益の獲得競争が加速しています(*2)。本技術開発では、日本の強みを活かした独自性と革新性のある衛星技術を獲得し国際競争力を底上げするため、多数の超々小型衛星が互いの位置や姿勢を制御しながら宇宙空間で高精度に協調して飛行する編隊飛行(フォーメーションフライト)の主要技術を確立することを目指しています。この技術を活用することで宇宙空間に大型のアンテナを設置することができ、スマートフォンや自動車などと直接つながる次世代ブロードバンド衛星通信など、従来の衛星コンステレーションでは難しい産業アプリケーションの実現につながります。
インターステラテクノロジズは日本では初めて、ロケットと衛星通信による垂直統合ビジネスを掲げています。多くの打上げ基数が必要な衛星通信事業はロケット会社が有することで強みが最大化できる分野です。インターステラテクノロジズは本技術開発を通じ、ロケット事業のみならず衛星事業を着実に前進させてまいります。
*1 宇宙戦略基金 採択結果 https://fund.jaxa.jp/content/uploads/kekka16.pdf
*2 技術開発テーマ「高精度衛星編隊飛行技術」の背景・目的 https://fund.jaxa.jp/techlist/theme16/
インターステラテクノロジズ株式会社 会社概要
インターステラテクノロジズは、「誰もが宇宙に手が届く未来」をビジョンに掲げ、「世界で選ばれる宇宙のインフラをつくる」をミッションとして、国内初のロケット事業と通信衛星事業の垂直統合ビジネスを目指しています。2013年に北海道大樹町で事業を開始、観測ロケットMOMOで国内民間企業単独として初めての宇宙空間到達を達成しました。現在は、小型人工衛星専用の宇宙輸送サービスを提供するロケットZEROを開発しています。北海道大樹本社の他、東京都、福島県、北海道帯広市に支社を有しています。
所在地: 北海道広尾郡大樹町字芽武149番地7
代表者: 代表取締役 CEO 稲川 貴大
事業内容:ロケットの開発・製造・打上げサービス、人工衛星の開発・製造・運用サービス
https://www.istellartech.com/