香港前場:ハンセン0.1%高で小反発、上海総合は0.03%下落
2025年4月29日(火)13時32分 サーチナ
29日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比26.90ポイント(0.12%)高の21998.86ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が10.02ポイント(0.12%)高の8090.21ポイントと小反発した。売買代金は972億9920万香港ドルとなっている(28日前場は966億1310万香港ドル)。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国国家発展改革委員会(発改委)の趙辰昕・副主任は28日、今年の経済成長目標「5.0%前後」の達成に自信を示したうえで、「経済状況の変化に応じて新たな政策を公表する」と述べた。市場では金融緩和策が打ち出されるとの観測も高まっている。ただ、上値は限定的。大型連休を前に、積極的な売買も手控えられている。メーデーに絡んだ祝日により、本土市場は5月1〜5日が休場。香港市場は1日がメーデー、5日が仏誕節で飛び石の休場となる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が6.1%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が6.0%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.8%高と上げが目立った。
セクター別では、新興EV(電気自動車)やスマートドライブの自動車関連が高い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が7.9%、蔚来集団(9866/HK)が4.9%、理想汽車(2015/HK)が2.8%、地平線(9660/HK)が9.8%、速騰聚創科技(2498/HK)が2.8%ずつ上昇した。
クラウド関連もしっかり。万国数拠HD(9698/HK)が2.7%高、金山雲HD(3896/HK)が2.2%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が1.5%高、微盟集団(2013/HK)が1.2%高で引けた。
消費セクターの一角も物色される。茶飲料の奈雪的茶HD(2150/HK)が9.2%高、火鍋の呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が5.8%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が5.4%高、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が5.3%高、家電のTCL電子HD(1070/HK)が2.8%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.0%高で前場取引を終えた。ポップマートは連日で上場来高値を更新している。
半面、中国の発電セクターはさえない。龍源電力集団(916/HK)が6.0%、中国広核電力(1816/HK)が1.6%、華電国際電力(1071/HK)と中国電力国際発展(2380/HK)がそろって1.3%ずつ下落した。
一方、本土マーケットは小幅に3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%安の3287.45ポイントで前場取引を終了した。金融が安い。公益、エネルギー、消費関連、不動産も売られた。半面、医薬は高い。自動車、素材、ハイテク、海運も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国国家発展改革委員会(発改委)の趙辰昕・副主任は28日、今年の経済成長目標「5.0%前後」の達成に自信を示したうえで、「経済状況の変化に応じて新たな政策を公表する」と述べた。市場では金融緩和策が打ち出されるとの観測も高まっている。ただ、上値は限定的。大型連休を前に、積極的な売買も手控えられている。メーデーに絡んだ祝日により、本土市場は5月1〜5日が休場。香港市場は1日がメーデー、5日が仏誕節で飛び石の休場となる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が6.1%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が6.0%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.8%高と上げが目立った。
セクター別では、新興EV(電気自動車)やスマートドライブの自動車関連が高い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が7.9%、蔚来集団(9866/HK)が4.9%、理想汽車(2015/HK)が2.8%、地平線(9660/HK)が9.8%、速騰聚創科技(2498/HK)が2.8%ずつ上昇した。
クラウド関連もしっかり。万国数拠HD(9698/HK)が2.7%高、金山雲HD(3896/HK)が2.2%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が1.5%高、微盟集団(2013/HK)が1.2%高で引けた。
消費セクターの一角も物色される。茶飲料の奈雪的茶HD(2150/HK)が9.2%高、火鍋の呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が5.8%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が5.4%高、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が5.3%高、家電のTCL電子HD(1070/HK)が2.8%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.0%高で前場取引を終えた。ポップマートは連日で上場来高値を更新している。
半面、中国の発電セクターはさえない。龍源電力集団(916/HK)が6.0%、中国広核電力(1816/HK)が1.6%、華電国際電力(1071/HK)と中国電力国際発展(2380/HK)がそろって1.3%ずつ下落した。
一方、本土マーケットは小幅に3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%安の3287.45ポイントで前場取引を終了した。金融が安い。公益、エネルギー、消費関連、不動産も売られた。半面、医薬は高い。自動車、素材、ハイテク、海運も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)