バフェット氏、バークシャー会長職は留任…後継CEOにアベル氏就任へ
2025年5月6日(火)18時46分 読売新聞
【ニューヨーク=小林泰裕】「投資の神様」と呼ばれる著名投資家ウォーレン・バフェット氏(94)が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは5日、バフェット氏が年末に最高経営責任者(CEO)を退任し、グレッグ・アベル副会長(62)が2026年1月1日付でバークシャーのCEOに就任すると発表した。
バークシャーの取締役会が4日、全会一致で決定した。バフェット氏はCEO退任後もバークシャーの会長職にとどまる。バフェット氏は3日のバークシャーの株主総会で、年末に退任する意向を表明していた。バフェット氏はバークシャー株を議決権ベースで約30%保有する筆頭株主だが、退任後も株式の売却はしないとしている。
バフェット氏の退任を受け、バークシャーの株価は5日、前週末比で5%安となった。