NYダウ終値119ドル安、4万1249ドル…米中関税交渉への不透明感から3営業日ぶり値下がり
2025年5月10日(土)5時55分 読売新聞
ニューヨーク証券取引所
【ニューヨーク=小林泰裕】9日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比119・07ドル安の4万1249・38ドルだった。関税を巡る米中交渉への不透明感から3営業日ぶりに値下がりした。
トランプ米大統領は9日、自身のSNSに「中国への80%の関税は妥当」と投稿した。「相互関税」も含めて累計で145%となっている中国への関税を引き下げる可能性を示唆したものだが、市場では依然として税率が高すぎるとの見方が広がり、交渉が長期化するとの警戒感が強まった。製薬大手アムジェンやIT大手セールスフォースなどの銘柄が値下がりした。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は0・78ポイント高の1万7928・92だった。