【理系男子の株式投資】「たまたまの勝ち」を卒業! 再現できる“株主優待需給投資”が教えてくれたこと

2025年5月23日(金)6時35分 ダイヤモンドオンライン

【理系男子の株式投資】「たまたまの勝ち」を卒業! 再現できる“株主優待需給投資”が教えてくれたこと

“予定外の判断”を捨てたら、株主優待株で勝ちパターンが見えてきた大学時代からアニメや声優が好きな“典型的なモテないオタクの理系男子”が、入社した会社でボーナスを貯めた300万円を元手に株式投資をスタート。元手300万円を2年で10倍の3000万円に増やした。その3000万円を1年で5000万円に増やした。結局、しっかりとリスク管理をしながらわずか5年で働きながら資産1億円を突破!その間、月々の給料は日々の生活費やアニメグッズ、声優の推し活に使い、株式投資への資金追加はまったくのゼロ。それでも現在までに、資産3億円超に増やしている。さらに資産を拡大中だ。ズブの素人でも一つずつ階段をのぼりながら、比較的短期間でお金の不安を解消する投資法を初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』で徹底指南!

イラスト:ひらのんさ

人気の優待銘柄は「B to C」が中心

個人投資家に人気がある優待銘柄は、B to C(消費者向け)の会社が中心です。とはいえ、優待が魅力的だからといって、すべてのB to C銘柄が良いわけではありません。

銘柄選定では、「足元の業績が順調か」「業界全体の業績が好調か」をしっかりチェックすることが重要です。

株価チャートが右肩下がりの銘柄は避ける

いくら株主優待が魅力的でも、株価チャートが右肩下がりの銘柄は絶対に避けましょう。

この投資法は、優待取得ではなくキャピタルゲインを狙うものだからです。

業界全体の流れもチェックする

業界全体が好調であることが前提です。2020年の新型コロナによる緊急事態では、外食・ホテル・旅行業界が大打撃を受けました。

たとえ優待が魅力的でも、苦境にある業界へ投資するのはリスクが高いのです。

実際のチャートで見てみよう

下の株価チャートは、私が買ったときの東映アニメーション(4816)のものです。

『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)より

権利確定日に向けて株価が上昇しているのがわかると思います。

分散投資が基本スタンス

この投資法では、大きな株数を買う必要はありません。分散投資が基本となり、新高値ブレイク投資のような集中投資とは対照的です。

決まった買い・売りタイミングに従う投資法

「買う時期」と「売る時期」が決まっている点が、この投資法の特徴です。

柔軟な価格判断よりも、時期に基づいた行動が重視されます。

買い集めるタイミングは“分割エントリー”が基本

相場が悪いときには投資法がうまく機能しないこともあるため、買いのタイミングを月をまたいで分散するなど、状況に応じた調整が必要です。

相場環境が不安定なときに一度にまとめて買うと、下落リスクに耐えにくくなります。

そこで有効なのが、時間を分けて段階的に買い進めていく「分割エントリー」です。たとえば、8月下旬〜10月上旬にかけて3回に分けて買うといったイメージです。

取得単価が平準化され、心理的負担も軽減されます。冷静さを保てる状態をつくることが、投資において何より重要なのです。

一番やってはいけないのは“予定外の判断”

株主優待需給投資で避けたいのは、自分ルールの逸脱です。「予定より早く売る」「予定より多く買う」など、感情に左右された判断はパフォーマンスを損ないます。

相場が上がると「もっと上がるかも」と売り逃し、下がると「買い増しチャンスかも」と根拠なくナンピンしてしまう——これらは感情に基づく行動であり、避けるべき典型例です。

大切なのは「勝ちパターンの再現性」

この投資法の本質は、再現性のある“勝ちパターン”を確立することです。毎年の需給を読み、売買タイミングをシナリオ化し、実行することが成功の鍵となります。

「たまたま勝てた」から「意図して勝てる」へ。その第一歩が、シナリオ通りの反復実行です。

「どんなときも稼げる手法」は存在しません。しかし、「特定の場面で高確率で機能する手法」なら存在します。株主優待需給投資はまさにそのひとつです。

※本稿は『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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