万博「ユスリカ」大量発生問題、フマキラーが近日中に現況視察へ 協賛の縁で対策を検討
2025年5月26日(月)18時30分 J-CASTニュース
大阪・関西万博の会場で「ユスリカ」が大量発生している問題で、「フマキラー」(東京都千代田区)は対策を検討するため、近日中に現地を視察すると明らかにした。
万博スタッフ向けに「人体用虫よけ、電池式虫よけ」を協賛
ユスリカをめぐっては、SNSで虫が大量発生としていると話題に。万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、20日のJ-CASTニュースの取材に、殺虫剤や殺虫ライトで対策をしているほか、専門業者へ相談していると明かした。大阪府の吉村洋文知事は21日の定例会見で、府と包括連携協定を締結しているアース製薬に協力を要請したと発表していた。
また、万博協会は26日の会見で「ユスリカ等対策本部」を設置したと発表したことが報じられている。
フマキラーは23日に公式Xで、ユスリカの大量発生問題について、万博協会と「ご相談しまして対策を検討してまいります」と報告していた。
26日にJ-CASTニュースの取材に応じたフマキラー営業企画部の担当者によると、万博協会から知見を貸してほしい旨の連絡があった。同社は万博に協賛している関係から接点があったため、まずは現況視察から応じることになったという。フマキラーは23日のX投稿でも、スタッフ向けの「人体用虫よけ、電池式虫よけ」を協賛しているとしていた。
ユスリカ対策について前出の担当者は、「できるのであれば駆除したいところですが、だいぶ難しいのかなという思いもあります」とし、実際に駆除が難しければ建物内への侵入を防ぐなどの方向で対策を検討することになるのではないかと話した。「実際見てみないとわからない部分もあるので、(現場を見て)どのようなことができるかを検討する」とした。