日本工業大学が代表機関を務める研究課題が「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択
2025年5月28日(水)8時5分 Digital PR Platform
日本工業大学(埼玉県南埼玉郡/学長:竹内貞雄)が代表機関を務める研究課題「受粉ドローンと害虫防除ロボットのための自動制御技術の開発と普及」が、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択されました。本研究は電気情報工学科の平栗健史教授(代表研究者)と清水博幸准教授が中心となり他大学、農業法人、企業、自治体、金融機関と共同で実施します。研究期間は2025〜27年度の3年間となっています。
我が国では農業従事者の減少や高齢化が進み、将来の担い手不足が懸念されています。大規模農場ではロボットやドローンによる作業の自動化が進められていますが、小規模な畑やビニールハウスでは、そうした技術がそのまま導入できないことが問題となっています。
本プロジェクトではトマト、イチゴ、シイタケなどの栽培において、小型ドローンやロボットを使って受粉や害虫対策の作業を完全自動化し、省力化することを目指します。この研究では、ドローンやロボットに搭載するAIやカメラで花を見分けて受粉し、無農薬で害虫を防除する技術も開発します。
研究と同時に自治体や金融機関、農業法人と連携しながら、実際に現場で運用できる仕組みを整え、埼玉県を中心に国内外の地域に広げていく体制を構築していきます。
本学は2024年4月、「工学と農学の融合による新たな研究開発分野の創出を目指す」という竹内学長の構想により「スマート農業センター」を設立。本研究の研究代表者である平栗教授がセンター長を務めています。代表機関を努める本学に設置された同センターとも緊密に連携し、万全の支援体制のもとで本研究を進めてまいります。
◆スマート農業技術の開発・供給に関する事業 案内ページ
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/168908.html
▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室
TEL:0480-33-7519
メール:kouhou@nit.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/