「これはかわいそうすぎる」「どうしようもない」救済の道がない絶望の2択 どちらの選択も放銃につながる局面にファンも悶絶/麻雀・Mリーグ
2025年5月7日(水)11時0分 ABEMA TIMES

どっちに進んでも待つのは地獄…。麻雀という競技においてはそんな救いのない瞬間も度々訪れる。「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズ、5月6日の第1試合ではTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が満貫確定のテンパイになるも、維持しようとするとどちらも放銃するという“絶望の2択”に表情を歪めるシーンがあった。
TEAM雷電はセミファイナルシリーズをぎりぎりの4位で通過。その立役者になったのは最終日に大逆転トップを決めた黒沢だった。チームはファイナル初日に2着・ラスとポイントを伸ばせず、2日目の第1試合で再び黒沢の爆発力で初優勝への反撃を狙った。
東3局1本場、セミファイナルで個人トップと好調だったU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)がトップ目の状態で、7巡目に役なしながらカン5索でテンパイ一番乗り。続いてシーズンMVPのセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)が白・ドラの五・八万待ちでテンパイした。さらに10巡目、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)がツモれば満貫以上確定の4・7索待ちでリーチ。黒沢は3人からプレッシャーをかけられた。

それでも直後に黒沢は4筒を引き入れると醍醐と同じ五・八万待ちでテンパイ。タンヤオ・平和・赤・ドラとリーチいらずで満貫確定だけに、ここは攻撃と守備のバランスを見ながらダマテンとした。ところが次巡に悲劇が待っていた。引いてきたのは4索。ツモ切りすれば園田に放銃だ。しかし4索を切らず八万を切って待ちを変えても、今度は醍醐に当たる。ラス目の黒沢にとって、ここで降りるという判断は取れるはずもなく、最終的には4索をツモ切り。親の園田に満貫、1万2000点(+300点)を振り込む結末になってしまった。
痛恨の放銃で箱下に沈んだ黒沢にはファンから同情的なコメントが集まり「無理すぎる
これはかわいそうすぎる」「マジでついてねえな」「どうしようもない」という言葉が並ぶことに。キュッと唇を噛む黒沢の表情も印象的な場面になった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)