園田賢の胸に募る6年越しの思い 優勝シャーレで近づく橋は今期3度目の“裏3”だった「最後まで見守ってください」/麻雀・Mリーグ

2025年5月14日(水)7時26分 ABEMA TIMES

 裏ドラ表示牌を開いた瞬間、一気に打点が跳ね上がった。赤坂ドリブンズの園田賢(最高位戦)が5月13日、プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズの第1試合に登板。満貫を含めた3回のアガリで、同シリーズでの個人初勝利を飾った。

【映像】もはや得意技!?園田賢、会心の“裏3”シーン

 前回登板時、園田は悔しい4着だった。当試合は起家からU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)、園田、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)の並びで開局。園田は東1局、南のみの1500点をアガった。親番の東2局では、醍醐が3200点を獲得。東3局では、リーチをかけた鈴木優に5200点を放銃した。

 それでも東4局、園田はリーチ・赤・ドラの5200点を加点。持ち点2万8800点、2着目の醍醐とはわずか1000点差ながらも、再びトップ目に立った。どうにか点差を広げたい中で迎えた南1局、園田は「中が出たらポンテンを取るつもり」だったところ、中と5索のシャンポン待ちでテンパイ。即座にリーチをかけると、数巡後、醍醐から中が捨てられた。しかも、裏ドラはなんと中。これにてリーチ・中・裏ドラ3の満貫・8000点が完成した。

 以降は親番の南2局、南3局1本場と連続で流局。南3局2本場では鈴木優が満貫・8000点(+600点、供託2000点)をアガってわずか200点差まで迫られるも、オーラスでは、その鈴木優が醍醐に満貫・8000点を献上し、逃げ切り勝利を決めた。

 前戦の雪辱を果たした園田は、「めちゃくちゃ嬉しいですね」と笑顔。一方で、「南2局、自分の親番からはずっと弱気な選択をしてきたんですよ」と述べ、序盤についても「手の組み方も、安牌をいつもよりもちょっと多めに持って進行するとか、なるべくリーチを打たないように手役を作ってアガれるような進行にしようとか、めちゃくちゃ弱気だったんですよ」と心情を明かした。

 “裏3”に関しては、「慣れたもんですよ、こっちは。アガり倒してますからね、今シーズン」としたり顔。1度も成立しなかった前期までを振り返り、「今までの6年間はなんだったんだ。今シーズン、3回目ですからね」と笑った。インタビューラスト、園田は「残り5戦なので、まだまだ安心できるっていう感じではないですね」とコメント。「(赤坂ドリブンズのファン)ドリブラーのみなさんには6年越しの優勝を届けたいと、絶対届けたいと思います。是非、最後まで見守ってください」と力強く宣言した。

【第1試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)3万1600点/+51.6
2着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)2万6600点/+6.6
3着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)2万3400点/▲16.6
4着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)1万8400点/▲41.6

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

ABEMA TIMES

「麻雀」をもっと詳しく

「麻雀」のニュース

「麻雀」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ