こんなアガリは神しかできない!ドラ単騎を見切った選択が呼んだ奇跡レベルの満貫に放送席騒然「こんな怖い選択、よくできるね」/麻雀・Mリーグ

2025年5月14日(水)11時30分 ABEMA TIMES

 大逆転のチャンスをあえて手放す選択を、地球上で誰が取れるのか…。「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズ、5月13日の第1試合でセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)が南4局で熟考の末に選んだ牌が正解に。放送席は「こんな怖い選択、よくできるな」と騒然となった。

【映像】醍醐大の神がかった選択→アガリ

 場面はオーラス、南4局だ。1万7600点持ちのラス目に沈んでいた醍醐だが、配牌はドラの8索が1枚、さらに赤五万・赤5筒と全て使えれば満貫確定というチャンス。面子手、対子手どちらの可能性もある中、間違えることなく打ち進めると8巡目に9索を引き入れたところで七対子のテンパイを入れた。

 選択はドラの8索単騎か、三万単騎かの2択。仮にドラ8索をツモるようなことがあればリーチ・ツモ・七対子・ドラ2・赤2の倍満となり、ラス目から大逆転トップの可能性もある。ここで熟考に沈んだ醍醐だったが、河に放ったのは8索。あえて打点ダウンの可能性がある三万単騎でリーチをかけた。

 これには放送席で解説を務めていた村上淳(最高位戦)も「三万単騎!?ホントに!?こんな怖い選択、よくできるね」と仰天した。しかし、この2択が見事に正解。8索も三万も山に2枚ずつ残っていたが、先に顔を出した8索は2枚とも脇に流れてアガリ目がなかった。さらに最終盤の17巡目、テンパイしていたU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)が強気に三万をツモ切りしたことで、醍醐がロンアガリ。リーチ・七対子・赤2の満貫となり、2着順アップに成功していた。

 素点と順位点を合わせれば親の役満4万8000点分の価値が生まれたアガリと選択に試合後の醍醐は「三万単騎か8索単騎か。あの局は園田さんから出ることがない。萩原さん、優君は、打つことがある。三万単騎の方がいる根拠があった」とコメント。村上が「これは醍醐じゃないと2着になれていない」と絶賛すると、実況・松嶋桃(協会)も「三万単騎に取れた人が地球上にどれだけいたか」と興奮気味だった。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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