Datadog Japan、2025年の事業戦略 - 積極投資でオブザーバビリティ市場を拡大
2025年3月25日(火)9時21分 マイナビニュース
Datadog Japanは3月24日、都内で事業戦略説明会を開催した。説明には、同社 プレジデント&カントリーゼネラルマネージャー 日本法人社長の正井拓己氏が立った。
積極的な投資でポートフォリオを拡大してきたDatadog
まず、正井氏はDatadogのグローバルにおける近況について紹介した。同氏は「Datadogはさまざまなクラウド環境に対応し、開発、セキュリティ、運用、ビジネスシーンで利用可能なUX(ユーザー体験)を提供し、サーバ、コンテナ、アプリケーション、クラウドサービスからのデータ、トレース、ログを収集して多層的な監視を可能にしている。製品を活用することで、単一のプラットフォームで全データを管理し、シームレスな監視を実現するオブザーバビリティ統合プラットフォームを提供している」と述べた。
現在、同社は33カ国で事業展開し、従業員数は6500人となっており、直近12カ月間の売上高は前年同期比26%増の26億8000ドル。年間売上高に加え、四半期売上高も右肩上がりに成長し、売り上げの約28%はR&D(研究開発)関連の投資に振り向けており、顧客数は3万社に達している。正井氏は「積極的なR&Dの投資により、ポートフォリオを拡大している。毎年、R&Dと製品強化に再投資を行い、これは重要な戦略になっている」と話す。
こうした積極的な投資によりポートフォリオを拡大し、同社のプラットフォーム上では23カテゴリーの製品を提供し、ARR(Annual Recurring Revenue:年間経常収益)が10万ドル以上、同100万ドル以上の顧客数も着実に増加しているようだ。
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