ロバート・クビサ擁するAO・バイ・TFのELMSラインアップが発表。元レッドブル育成のエドガー加わる
ルイ・デレトラズとジョニー・エドガーは、元F1ドライバーのロバート・クビサとともに、来るELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ・キャンペーンに向けてオーレン・チームAO・バイ・TFのLMP2ラインナップを完成させた。
Sportscar365が以前報じたように、元ELMSチャンピオンで今季2024年はAFコルセのハイパーカー・ドライバーとしてWEC世界耐久選手権にも参戦するクビサは、2021年以来初めてヨーロッパ選手権に復帰する。
このポーランド人ドライバーは、トム・フェリエが運営するTFスポーツ、PJ.ハイエットとグンナー・ジェネットが設立したAOレーシングの2チームによる共同エントリーの先頭に立つことになる。
オーレン・チームAO・バイ・TFのバナーの下でTFスポーツが運営する14号車オレカ07・ギブソンでは、いずれもELMS王者であり2023年はWEC・LMP2でもタイトルを獲得したクビサとデレトラズの成功したコンビとともに、エドガーが欧州スポーツカーシリーズにデビューする予定だ。
レッドブルのジュニアドライバーだったエドガーは最近、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦『デイトナ24時間レース』に向け、ショーン・クリーチ・モータースポーツのLMP2ラインアップに加わったばかり。彼はFIA F3選手権で3シーズンを戦った後、スポーツカーレースに転向する。
「このような素晴らしいチームに加わることができて本当に興奮しているし、ルイ(・デレトラズ)とロバート(・クビサ)と一緒に仕事ができることを楽しみにしている」と語ったエドガー。
「ふたりとも重要なカテゴリーで多くの勝利を収めているし、彼らからできるだけ多くのことを学びたい」
「今年は僕にとって新しいカテゴリー、新しいレーススタイルになるという点でチャレンジもあるだろうが、TFスポーツは僕のキャリアの次のステップに最適なホームだと確信しているんだ」
一方、デレトラズは最近のELMSでもっとも成功したドライバーのひとりであり、チームWRTとプレマ・レーシングで計9勝を挙げ、2021年からLMP2クラスで2連覇を達成した。
また彼は昨シーズン、レーシング・チーム・ターキーの旗を掲げたフェリエのチームに初参加し、LMP2プロアマクラスでランキングで3位となっている。
■2021年からELMS/WECでコンビを組むデレトラズとクビサ
今季2024年のELMSで自身3度目のタイトル獲得を狙うデレトラズは、TFスポーツと迎える2年目のシーズンの開始を前に次のように語った。「オーレン・チームAO・バイ・TFで行うELMSプログラムにとても興奮している」
「トム(・フェリエ)と彼のチームとは2023年に一緒に仕事をしており、それがとても印象に残っている」
「ロバート(・クビサ)とともにELMSに戻ってくることは、2021年にチャンピオンを獲得した僕たちにとって大きな意味がある。(クビサのチームメイトになって)今年で4年目になるけど、そろそろ指輪の購入も考えてみようと思うよ!」とのジョークも。
「また、ジョニー(・エドガー)の加入も素晴らしい。彼は若く、速く、将来有望な素晴らしいドライバーだ。彼が(このラインアップに)ぴったり合うことは間違いない」
「最後に、AOレーシングがこの素晴らしいプログラムに参加してくれることをうれしく思う。僕たちは強力なチームと強力なパートナーを得た。だから新しいシーズンを始めるのが待ちきれないよ」
TFスポーツは、過去3シーズンをプロアマクラスで戦った後、ELMSで初めて総合優勝を争うことになる。
TFのチーム代表であるフェリエは、「このラインアップは素晴らしく、それをまとめるのにバックグラウンドで多くの作業が必要だった。オーレンとAOのこのプログラムへのサポートに本当に感謝している」と述べた。
「私たちには非常に速いだけでなく、素晴らしい人間性を持った本物のチームプレーヤーである3人の素晴らしいドライバーがいる。チームとして我々は昨年、そして現在進行中のAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズで素晴らしい速さと結果を示してきた」
「ヨーロピアン・ル・マン・シリーズの最上位クラスにステップアップし、総合優勝するための準備ができていると感じている。それが私たちの明確な目標だ」
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