2019年3勝挙げたマツダ、デイトナ制覇に向け「これまででもっとも準備ができている」とティンクネル

2020年1月22日(水)18時30分 AUTOSPORT web

 マツダチーム・ヨーストのドライバーのひとりであるハリー・ティンクネルは「完全にスムーズ」に終わった“ロア”に続いて、今週末に迫ったIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦ロレックス24(デイトナ24時間レース)に向けて、チームが「これまででもっとも準備ができている」と語った。


 マツダチーム・ヨーストが走らせる2台のDPiカー、マツダRT24ーPは1月初旬に行われた公式プレテスト“ロア・ビフォア・ロレックス24”において、ピットボックスの選択権を懸けた予選でオリビエ・プラが非公式のレコードタイムを記録。また、週末に行われた計7つのセッション中、都合4つでトップタイムをマークするなどライバルたちを圧倒する速さをみせた。


 ティンクネルにれば、チームはこの冬の間にマルチマチック製シャシーとAER製エンジンのパッケージングでさらなる性能向上を果たすために懸命に努力をしてきたが、チャンピオンシップの開幕を前にしてその価値があると証明されたという。


「(ロアでは)オペレーション上および、信頼性の面でも全体をとおして完全にスムーズだったため、僕たちは本当に満足している。自信を持ってレースに臨める」とティンクネルはSportscar365に語った。


「明らかに、2019年は僕たちにとって画期的なブレークスルー・シーズンだったが、今こそデイトナのような大きなレースで結果を出すときだ」


「マツダRT24ーPは昨年もロアでは強かったが、残念ながらデイトナとセブリングではトラブル続きのレースとなってしまった」


 その上で彼は、チームがデイトナでは「まだ実績のない」クルマに対して「できる限りのこと」を行ったと信じている。


「デイトナは(このオフの期間に)充分な働きをしてきたかの試金石になるだろうが、僕らは過去の問題から学びそれらを改善するために努力するだけでなく、昨シーズンの成功からも多くの知識を得ている。間違いなく、これまで一番準備が整っていると思うよ」


■デイトナの先の選手権を見つめるマツダとティンクネル


 2019年シーズン中盤戦に達成したワトキンスグレン、モスポート、ロード・アメリカでの3連勝を含む過去2シーズンの経験から、ティンクネルはマツダがチャンピオンシップで戦えると確信している。


「2020年はチャンピオンシップに照準を合わせる必要があると思う。なぜなら我々はこの冬に素晴らしい準備期間を得られたのだから、これまで以上に信頼できるはずだ」と彼は言う。


「優勝したクルマがあるのは分かっているし、勝利のためのラインアップが揃っていることも分かっている。ロード・アメリカを終えたあと『僕らはチャンピオンシップを獲ることもそれほど遠くない』と考えた」


「想像してみてほしい。もし、デイトナとセブリングで信頼性の問題が起きずにフィニッシュできたとしたら、突然そのステージにたどり着くことになるんだ」


「僕たちにとってはそれが疑いようのない目標であり、それが間違いなく達成できると思っている」

ジョナサン・ボマリート、ハリー・ティンクネル、ライアン・ハンター-レイがステアリングをシェアする55号車マツダRT24ーP


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