「特有の謙虚さと誇りを示した」イチロー氏の殿堂入り後の対応を韓国メディアも称賛 未来の満場一致選出も予想「あえて候補を挙げるなら」

2025年1月25日(土)11時0分 ココカラネクスト

イチロー氏の「むしろ、良かった」という対応が世界のファンから好意的に受け止められている(C)Getty Images

 2025年の米野球殿堂入りが現地時間1月21日(日本時間22日)に発表され、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本人初の殿堂入りを果たした。有力視された満票での選出にはわずか1票足りなかったものの、その結果に対するイチロー氏本人の反応や殿堂入り決定直後の表情などは話題となり、現在も世界中のメディアにより伝えられている。

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 米国内では、イチロー氏へ投じなかったとされる記者への様々な反響があると報じられる中、当のイチロー氏は会見の席で、「むしろ、良かった」などとコメント。清々しさを感じさせるイチロー氏の態度には、韓国メディア『スポーツ朝鮮』からも賛辞が送られている。

 1月22日、同メディアはイチロー氏の殿堂入りを伝えるとともに、「現地ではその記者に対し非難の声も上がっている」と米国内の状況をレポート。その上で、「しかし、イチローはこの日、マリナーズの本拠地であるTモバイルパークで行われたインタビューで『1票足りず、むしろ良かった。不完全だから前に進むことができる』と前向きに受け止めた」と本人が語った言葉を記しながら、「もちろん、事実上満場一致と言っても間違いではないだろう」と偉業を強調する。

 さらにイチロー氏の対応について他にも、「イチローはインタビューで満場一致を逃したことについて特別な意味を持たせず、特有の謙虚さと誇りを示した」などと、印象を綴っている。

 また同メディアは今後、満票での殿堂入りとなる人物を予想。史上唯一、満票選出となったマリアノ・リベラ氏に続く存在について、「この先、100%の得票率で野球殿堂入りする選手が出るかどうかは分からない。最近引退した、アルバート・プホルス、ミゲル・カブレラも満場一致の可能性は高くない」と指摘。続けて、「あえて候補を挙げるなら、大谷翔平しかいないのではないだろうか。大谷はドジャースとの契約が2033年に終了する。かなり遠い未来の話だ」などと主張している。

 すでに、もう1人の日本人スターによる偉業にも大きな期待が寄せられているようだ。そして、今回の投票結果をめぐるエピソードは、イチロー氏の殿堂入りという功績とともに永遠に語り継がれていくことも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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