2023Jリーグ、注目の大卒ルーキーまとめ【前編】

2023年2月8日(水)18時0分 FOOTBALL TRIBE

泉柊椰(左)飯田雅浩(中)木村卓斗(右)写真:Getty Images

明治安田生命Jリーグの2023シーズンは、2月11日の横浜F・マリノス対ヴァンフォーレ甲府の「FUJIFILM SUPER CUP2023」によって幕を開ける(リーグ開幕戦は2月17日川崎フロンターレ対横浜F・マリノス)。各クラブが始動し、開幕に向けて日々トレーニングを積んでいる。


ここでは、Jリーグ新シーズンに注目される大卒ルーキーの選手たちを、前編と後編にわけて紹介していく。




東京ヴェルディ GK飯田雅浩(当時青森山田高校)写真:Getty Images

GK飯田雅浩(東京ヴェルディ)


出身:国士館大学


2022シーズンにおける大学ナンバーワンGKに間違いない飯田雅浩。国士舘大学のゴールマウスを大学1年時から守り続けた。そのプレースタイルは、適確なコーチングによる守備と瞬発力を活かした「前への対応」である。


そんな飯田は優勝請負人である。青森山田高校時代には選手権優勝、国士舘大学時代には低迷していたチームを総理大臣杯優勝に導いた。人間性も多方面で評価され、青森山田でも、国士舘大学全日本大学選抜でもキャプテンを務めた。


その総合的な能力からJ1チームからのオファーもあった飯田だが、ジュニアユース時代に過ごした東京ヴェルディでプロ生活をスタートさせることを選択。目指すは、開幕スタメンだ。その大きな背中でヴェルディゴールを守る。







DF中野就斗(サンフレッチェ広島)


出身:桐蔭横浜大学


2022年度の全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)覇者となった桐蔭横浜大学で、最終ラインに常に立ちはだかったDF中野就斗。インカレベストDF賞にも輝き、実績十分でプロの舞台へと進む。同大学のプロ入り内定者合同入団会見では、安武亨監督から「日本代表に入るような存在」と大きな期待を表された。


対人能力と豊富な運動量が持ち味の中野は、2022シーズンはサンフレッチェ広島の特別指定選手としてJ1デビュー済みだ。その豊富な運動量を評価され、ウイングバックでプレー。今後も幅を広げていくことは間違いない。


日本代表DF山根視来(川崎フロンターレ)は桐蔭横浜大学の先輩となる。山根を追いかけ、日本代表入りを目指す。


横浜Fマリノス MF木村卓斗(当時明治大学)写真:Getty Images

MF木村卓斗(横浜F・マリノス)


出身:明治大学


2022シーズン2年ぶり7度目の関東大学サッカーリーグの覇者となった明治大学で、チームを支えたボランチ木村卓斗が、ユース時代に所属した横浜F・マリノスのトリコロールに再び袖を通す。


名門大学を支えた木村の特徴は、なんといってもゲームを落ち着かせることができる能力だ。前年は無冠に終わった明治大学が2シーズン連続無冠で終わることは許されない。そんな状況下で始まった2022シーズンだったが、リーグ優勝同日は、木村の古巣であり進路である横浜FMもJ1リーグ優勝が決定し喜びが重なった。本人は「興奮したが、来年からしっかりやらないと」と既に切り替えていた。


2023シーズン横浜FMでは、サイドバックでの起用が想定されている木村。明治大学が培ったゲームを落ち着かせる力は、同クラブのサイドバックでも必要とされるスキルである。




ヴィッセル神戸 MF泉柊椰 写真:Getty Images

MF泉柊椰(ヴィッセル神戸)


出身:びわこ成蹊スポーツ大学


日本代表MF三笘薫(ブライトン)に憧れた青年、MF泉柊椰がヴィッセル神戸に戻ってきた。神戸U-18を経て、びわこ成蹊スポーツ大学に在籍した泉だが、大学3年時に既に神戸への入団が内定。それだけ神戸強化部の期待も高い。


2021・2022シーズンは、神戸で特別指定選手としてプレーした泉。アタッカーとしての能力の高さは既に証明済みであるが、それだけでない魅力がある。元々神戸U-18時はトップ下でプレーしており、2023シーズンの大学選抜強化合宿におけるトレーニングマッチで45分トップ下でプレー。細かいボールタッチで侵入していける能力を発揮した。


入団会見で「4年後のW杯を本気で狙っている」と語った泉。高校3年時に筑波大学で見た三笘に憧れ努力を続けた大学4年間だったという。2026年、サムライブルーを着た三笘と泉の強力両ウイングが見られる未来が来るかもしれない。

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