トレードの可能性が高まる吉田正尚 現地メディアはレ軍若手の存在も指摘「打線にヨシダの居場所はない」
2025年2月18日(火)18時39分 ココカラネクスト

吉田の置かれた立場は厳しいようだ(C)Getty Images
やはりトレード放出は避けられないのか。
レッドソックスでメジャー3年目を向かえる吉田正尚に対して、現地メディアにより悲観的な見解が伝えられている。現地時間2月15日、アストロズからFAとなっていたアレックス・ブレグマンの獲得が発表され、この補強が吉田の出場機会に極めて大きな影響を及ぼすようだ。
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米スポーツサイト『FANSIDED』が現地時間2月17日、吉田の去就を論じる特集記事を配信。その中で、「レッドソックスの打線にマサタカ・ヨシダの居場所はない」と報じている。
すでに、ブレグマン加入によりレッドソックスは守備面でも大幅な変更が見込まれており、昨季より吉田の“定位置”となっていた指名打者は、長年にわたり三塁を守ってきたラファエル・デバースが務め、ブレグマンがサードに就くものと、米国内において有力視されている。
また今回のトピックでは、デバースには二塁手へのコンバートの噂もあったとしながらも、プロスペクトランキング3位のクリスティアン・キャンベルの存在にもフォーカスしており、「昨年は外野を守ったものの、現在は主に二塁でプレーしている」と守備ポジションを説明。その上で同メディアは、キャンベルが今季中にメジャー昇格となった場合、「ヨシダのポジションが完全になくなる」と強調している。
加えて、「ヨシダのように打撃成績を残している選手を手放すのは、チームにとって優先事項ではない」と前置きした上で、「しかし、彼には3つの大きな問題がある」と主張。長打力不足、守備スキルへの懸念、さらに、今後3年間で5580万ドルの契約が残っている点を挙げた。
これらの要素や現在までのチームの動きを振り返り、「トレード市場での売り込みは難航している」と同メディアは評しながら、以下の様に吉田の今後を占っている。
「それでも、レッドソックスは以前から彼の契約を整理する意向を示しており、トレードは時間の問題となっている。今のところ、問題は『いつ』放出するかという点にあるようだ」
打撃面では一定の評価を受ける吉田だが、もはやレッドソックスでの起用法が見出せないとの声が根強いようだ。このまま不安定な状況に置かれながら、渡米3年目のバットマンは新シーズンを迎えることになってしまうのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]