Kids com Team KCMG、関口雄飛をチームコーディネーター兼リザーブドライバーに起用。カラーリングは一新

2024年2月19日（月）22時46分　AUTOSPORT web

　香港を本拠地とするKCMG（KCモーターグループ）は2月19日、2024年の全日本スーパーフォーミュラ選手権におけるKids com Team KCMGの参戦体制、ならびにマシンカラーリングを発表した。

　すでに2023年12月12日のTOYOT GAZOO Racingの体制発表のなかで、8年目を迎える小林可夢偉の継続起用、そして福住仁嶺の移籍加入が明らかとなっていたKids com Team KCMG。カーナンバーも7・8という連番となり、新たなラインアップでスタートを切る2024年シーズンは、ドライバー以外の体制面も改められることとなった。

　昨年まで監督を務めていた松田次生氏が新たにチームアンバサダーに就任し、チーム監督はチーム代表の土井隆二氏が兼務することに。そしてチームのメインパートナーである『Kids com』の西山悟代表取締役が、新たに総監督の座に就くこととなった。チームはリリースのなかで、「勝てる強いチームづくりに向けて底上げを図る」としている。

　また、2023年12月に鈴鹿サーキットで行われた合同テストの際に18号車のステアリングを握った関口雄飛が、チームコーディネーター兼リザーブドライバーとして、KCMGに加わることが発表された。

　さらに可夢偉車担当のトラックエンジニアには、これまでスーパーGT／スーパーフォーミュラのトップチームで戦ってきた、田坂泰啓氏が加入する。

「皆さんもご理解の通り、レースはチームスポーツです」と西山総監督はコメントしている。

「チームが勝つには、チームの力を最大限に活かすことだと考えます。レーサーだけでなく、チーム各人が専門的知識を活かすことはもちろんですが、その根底にあるのは、やはり『勝ちたい』と思う気持ちであり、その想いを高め、かつ、機能的に活かすこと。そんな『チーム力』を最大限にするため、強いチーム作り、組織作りに貢献するために、総監督としてともに戦いますので、今年は期待してください」

　新たにチームコーディネーターという役割でチームに加入することになった関口は、「お声がけ頂いた土居代表に感謝していますし、新しいチャレンジにとても興奮しています！」と述べている。

「このようなポジションで働くことは初めての挑戦になりますが、今までスーパーフォーミュラに参戦した8年間で7勝した経験を活かし、チームの初勝利に貢献出来るように頑張ります」

　2台のマシンカラーは、昨年までのグリーン＆イエローを基調としたポップな配色から一新され、コバルトブルー＆ブラックとなることが発表されている。この車両は2月21〜22日に鈴鹿で行われる公式合同テストでお披露目される予定だ。

■Kids com Team KCMG 2024年スーパーフォーミュラ参戦体制

・チーム名： Kids com Team KCMG
・使用シャーシ：ダラーラ／SF23
・使用エンジン：トヨタ／TRD 01F
・車番／車名：＃7／Kids com KCMG Cayman SF23
・車番／車名：＃8／Kids com KCMG Elyse SF23
・チームオーナー： Paul IP （ポール・イップ）
・チーム総監督：西山悟
・チーム代表兼監督：土居隆二
・チーム代表代行：土居智子
・ドライバー：小林可夢偉（＃7）／福住仁嶺（＃8）
・リザーブドライバー：関口雄飛
・チームアンバサダー：松田次生
・チームコーディネーター：関口雄飛
・トラックエンジニア：田坂泰啓（＃7）／笠井昭則（＃8）
・チーフメカニック：松岡佑太（＃7）／安江友希（＃8）