スーパーフォーミュラ:オーバーテイクシステムは100秒の持ち時間制へ。2019年概要発表

2019年3月2日(土)19時21分 AUTOSPORT web

 3月2日、鈴鹿サーキットで開催されている『モースポフェス2019 SUZUKA〜モータースポーツファン感謝デー〜』のなかで、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)による2019年スーパーフォーミュラ開催概要発表が行われた。


 2019年シーズンはシャシーをSF14からSF19に変更し、“クイック&ライト”という走りのコンセプトをさらに進化させる。また外観ではコクピット保護デバイス“ヘイロー”の導入も大きなトピックスだ。


 レースフォーマットについて、予選は従来同様Q1〜Q3のノックアウト方式で行われるが、Q2の出走台数は14台から12台へ変更された。決勝レース距離については、昨年300キロと250キロが混在していたが、2019年は全戦とも250キロの1レースに。また、90分のタイムキャップも設けられた。


 オーバーテイクシステム(OTS)については、戦略の多様化とバトル回数の増加を促すために、従来の20秒×5回から上限100秒の時間制となる。100秒という時間枠のなかなら、使用回数に制限はなく、1度に使い切ることも、細かく複数回に分けて使うこともできる。


 各ドライバーのOTS残時間はコクピット上部にあるランプの色で識別でき、残り100秒〜20秒までは緑色、20秒を切ると赤色に変化する。OTS使用中は頭上のランプが点滅するとともに、リヤコーションランプも連動、すべて使いきると消灯する。


 そして先行車両がOTSを防御として使用することを制限するべく、1度作動すると100秒間は再度使用できないようインターバルが設けられた。この間、頭上のランプはスロー点滅する。


 安全面でも、ドライバー保護強化を図るべく、ヘイローが導入されることにより、緊急時の救出スキルの向上と平準化を目的に、メディカルエクストリケーションアドバイザー(救急のスペシャリストとなるドクター)を全戦で配置するという。


 ヨコハマタイヤのワンメイクで2スペック制でレースをすることに変わりはないが、フロントタイヤがワイド化され、グリップ力が増している。タイヤコンパウンドの識別は、赤いラインが入っているものがソフト、入っていないものがミディアムだ。


 2019年シーズンは、4月から月に1度の間隔でレースが開催され、開幕戦鈴鹿、第2戦オートポリス、第3戦スポーツランドSUGO、第4戦富士スピードウェイ、第5戦ツインリンクもてぎ、第6戦岡山、最終戦鈴鹿の全7戦。開幕戦は4月19〜21日に鈴鹿サーキットで行われる。


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