小椋藍、決勝はバトルも展開し「今週末はまさに奇跡! 完璧なスタートを切れた」と歓喜/第1戦タイGP
2025年3月2日(日)21時39分 AUTOSPORT web
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3月2日、2025年MotoGP第1戦タイGP MotoGPクラスの決勝レースがチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は5位でフィニッシュしてデビュー戦を終えた。
今回が最高峰クラスのデビュー戦でありながらも初日から好調さを示し、フリー走行からトップ10入りを見せて予選ではトップからわずか0.352秒差で5番手を奪取。さらに土曜日に行われた自身初のスプリントでも、気温と路面温度とも上昇し難しいコンディションだったにも関わらず、好スタートを決めて一度も譲ることなく4位を獲得した。
さらにレース中は終始、元MotoGP王者であるフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)の後方を走っていたことで、学びが多くレベルアップに繋がったようだ。それには小椋も「ペッコ(バニャイア)の後ろを走れたことで多くの経験を積むことができ、本当に質の高いラップで最高でした」と語っていた。
そんな小椋は、前日の学びも活かしつつ朝のウォームアップ走行で最終調整を行い、今回のメインイベントである決勝レースに挑んだ。スプリントの倍となる26周で行われるため、さらにタイヤのマネジメントやレースペースのコントロールといった様々な要素がより必要となってくる。
決勝レースは気温が上昇していたものの、路面温度は49度と前日と比べると少々低めだった。そのためタイヤ選択は分かれたが、小椋はスプリントと同様にフロントとリヤともにソフトタイヤを選択していた。始まった決勝レースでは、抜群のスタートを決めて一気に3番手へと浮上するが、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がすかさず前に行き、4番手につける。
すると、2周目には後ろからジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)にパスされる場面もあったもののすぐに取り返す。ただ。4周目に入るとフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)にイン側から鮮やかに抜き去られてしまい、5番手に落ち着くことに。
以降は後方のミラーを2秒以上引き離し、前のモルビデリを追う展開が続いた。上位勢はソフト/ミディアムに対して、小椋は前後ともにソフトを選択していたが、中盤以降も1分31秒台中頃あたりの安定したペースを刻み、モルビデリに食らいついていた。終盤は1分32秒台までペースを落としてしまったものの、上位と大差ないラップを刻んでいく。
そして中盤以降も一度も譲ることなく、最後まで守り切り5位でチェッカーを受けた。決勝ではオーバーテイクショーも披露し、さらにドゥカティ勢の後ろを走ったことでさらに学びの多いものとなったことだろう。また、アプリリア勢ではファクトリーレーシングのマルコ・ベゼッチをも上回る最上位でのフィニッシュとなり、小椋にとっても自信に繋がったに違いない。
また、開幕戦では17ポイントを獲得し、ランキングではなんと4位につけている。初日からトップ10入りし予選では5番手を奪取し、スプリントと決勝レースともに上位争いに加わるなどデビュー戦からこれほどの活躍を見せているだけに、これからの小椋の成長が楽しみなところ。第2戦目以降はMotoGPマシンでは未走行のコースでの開催となるが、今大会の経験を活かしてどのようなバトルを繰り広げ、成長した姿を見せてくれるだろうか。
■トラックハウス・MotoGPチーム
小椋藍(決勝:5位)
「今週末はまさに奇跡でした! 予選もスプリントレースも、そしてメインレースも素晴らしかったです。チームには感謝してもしきれません。今日もまた良い経験ができました。レース中ずっとフランコ (・モルビデリ)の後ろを走り、前にはドゥカティ3名のライダーがいて、彼らから本当に多くのことを学びました。素晴らしい経験でした」
「それに完璧な良いスタートを切ることが出来ました。僕はまだルーキーなので、別のトラックでは完全に違う話になるかもしれません。僕はただ自分の道を進み続けたいだけなので、良いことも悪いこともどのような結果も受け入れるつもりです」
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