F1プレシーズン合同テスト最終日にマイクロバスがランオフエリアに進入 あわや大事故の事態に
2025年3月2日(日)17時26分 ココカラネクスト

プレーシーズン合同テストでハプニングが起きた(C)Getty Images
F1のシーズン開幕前最後のテスト機会となるプレーシーズン合同テストの最終日が2月28日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたが、無許可のマイクロバスがコース脇のランオフエリアに進入し、赤旗中断となる騒動が起きた。当時はレーシングブルズの角田裕毅、アルピーヌのピエール・ガスリー、ハースのエステバン・オコンの3台がレーシングコース上にいたというが、大事に至らなかった。26日のテスト初日には施設の停電でセッションが1時間近くにわたって中断。サーキット側の失態が続いた。
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F1の公式戦でも2010年以降に競技車両以外の車両が進入してレース進行を妨げる事態が起きている。13年の韓国GPでは四輪駆動の消防車両がコース上に現れ、F1マシンを先導する事態に。鈴鹿サーキットで行われた日本GPでも14年の大会ではマルシャのジュール・ビアンキがコースアウトし、事故車の処理でランオフエリアにいた重機に激突。ビアンキが命を落とす大事故となった。2022年にも同じく日本GPでガスリーが車両回収車とニアミスする事案が発生した。
赤旗中断の原因をつくったマイクロバスがトヨタ・コースターとみられていることからSNSのX(旧ツイッター)でも「トヨタがコースターでF1復帰とは」「タイミングによっては大事故になるが」との声が寄せられた。
テスト会場となったバーレーン・インターナショナル・サーキットは2004年からF1バーレーンGPを開催してきた実績があり、世界耐久選手権のバーレーン8時間レースも実施している。国際自動車連盟やF1運営会社も誤ってマイクロバスが進入した原因を調査しているという。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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