巨人の新ホットコーナー 注目集める「開幕左翼問題」ウォーカーと争う「新戦力」の名前

2023年3月9日(木)12時30分 ココカラネクスト

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 巨人で8日に一軍に再合流したのがアダム・ウォーカー外野手(31)だ。

 昨年、来日1年目ながら、23本塁打をマーク。打った際の「ズッキュン」ポーズもファンの間ですっかりおなじみとなっている。オフには2年2億円と高額契約を結んだことも話題を呼んだ。

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 そんなウォーカーは今季の開幕左翼の有力候補と見られていたが、そこに急激な勢いで台頭してきたのが、新戦力のオコエ瑠偉(25)だった。

 楽天から現役ドラフトで加入。球界きってのロマン砲として知られるオコエは新天地でその能力をいかんなく発揮している。ここまで実戦7試合連続安打、積極的な走塁も高く評価されている。

 そのアピールは巨人フロントにもしっかり届いている。7日に行われた燦燦会の壇上では渡辺恒雄・読売新聞グループ代表取締役主筆(96)が期待の新戦力として、松田宣浩(39)、育成から支配下登録が決まった横川凱(22)と並んでオコエの名前を口にした。

 渡辺主筆が「期待の選手」として口にした意味は重く、いかに活躍が待たれているかが浮き彫りになった。

 一方のウォーカーは春季キャンプを一軍メンバーとしてスタートするも、実戦では11打数1安打と結果を残せず、那覇キャンプ打ち上げを待たずに二軍に降格していた。上に上げる指標とされた7日の教育リーグ・日本ハム戦(鎌ケ谷)で先制ソロを含む2安打1打点と結果を残し、再昇格が認められた経緯がある。

 今季の外野ポジションで空位となっているのは丸佳浩(33)が守る右翼以外の中堅、左翼。ウォーカーも状態を上げ、再合流となったことで、オコエとポジションを争う左翼が一気にホットコーナーとなりそうだ。

 開幕も3週間後に迫る。3季ぶりのV奪回を達成するためにもチーム力の底上げは欠かせない。果たして注目の開幕左翼を射止めるのは、どの選手となるのか。原監督も「開幕白紙」を明言する中、オープン戦で生き残りをかけた戦いも激しさを増していきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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