アストンマーティンの1000馬力超ハイパーカー『ヴァルキリー』が公道デビュー
2020年3月23日(月)15時45分 AUTOSPORT web

アストンマーティンは、2020年に最初のデリバリーを予定しているハイパーカー『ヴァルキリー(Valkyrie)』が初の公道走行を行った際の画像を公開した。
アストンマーティン・ヴァルキリーは、イギリスの高級スポーツカーメーカーが“究極のロードカー”として、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、AFレーシングとともにと共同開発している世界150台限定販売のロードゴーイングカーだ。
巨大なリヤディフューザーや、F1のフロントウイングを思わせる造形のボディワークといったエアロダイナミクスの監修には“空力の鬼才”とも呼ばれるエイドリアン・ニューウェイが携わっている。
パワートレインはコスワース製6.5リットルV12自然吸気エンジンと、インテグラル・パワートレイン製の電気モーター+リマック製バッテリーシステムによって構成されるハイブリッドシステムの組み合わせで最高出力1176ps、最大トルクは900Nmに達する。
エンジン単体では1万500回転時に1014psを発揮。アストンマーティンによれば、排ガス規制をクリアする市販ロードカーの自然吸気エンジンで、1000馬力に到達したのは世界初だという。
そんな規格外とも言えるハイパーカーの開発は現在、最終段階を迎えており2020年に入ってからは、アストンマーティン・ワークスドライバーのダレン・ターナーに続きレッドブルF1のマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボンがシルバーストンで、プロトタイプのテストドライブを行った。
今回アストンマーティンは、そのヴァルキリーがサーキットの外、公道でのテストを開始したとアナウンス。シルバーストン近くの一般道とハイウェイを走る姿を移した写真を公開した。この中ではヴァルキリーにこれまで見られなかったナンバープレートが装着されているのが確認できる。