ソシエダ、ビジャレアルとの上位対決で完封負け…久保建英は70分過ぎまで出場し再三好機を演出

2023年4月3日(月)3時20分 サッカーキング

ラ・リーガ上位対決はビジャレアルに軍配 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第27節が2日に行われ、ビジャレアルとレアル・ソシエダが対戦した。

 前節は最下位エルチェ相手に完封勝利を収め、リーグ戦5試合ぶりの白星を手にした4位レアル・ソシエダ。今節はリーグ戦4試合負けなしと好調を維持している6位ビジャレアルの本拠地に乗り込んでの一戦。チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保を目指す両チームにとって、互いに負けられない一戦となる。

 ホームのビジャレアルはダニエル・パレホやサムエル・チュクウェゼ、ジェレミ・ピノらが先発出場。対するレアル・ソシエダは日本代表MF久保建英が2試合連続のスタメン入り。そのほかミケル・メリーノやダビド・シルバ、アレクサンダー・セルロートらも先発に名を連ねた。

 試合は序盤から両チームがチャンスを作り合う展開に。ホームのビジャレアルは4分、中盤での細かいパス交換から相手DFラインの背後にスルーパスが送られると、抜け出したホセ・ルイス・モラレスが左足で狙ったが、シュートは惜しくも枠の右へ。対するレアル・ソシエダはその直後、DFラインからのビルドアップで相手のプレスを掻い潜り、最後は右に開いた久保がボックス右角付近から左足を振り抜いたが、こちらは相手GKの好セーブに阻まれた。

その後はホームのビジャレアルがやや優勢にゲームを進める。17分には左からのクロスにアレックス・バエナが走り込んだが、上手く合わせる事が出来ず。直後の19分には敵陣内で細かくボールを回すと、バエナのフリックを受けたピノがボックス内中央からシュートを放ったが、これは惜しくも左ポストを叩いた。24分にはチュクウェゼが独力で右サイドを突破しフィニッシュまで持ち込んだが、ボックス内からのシュートはGKの正面に飛んだ。

 レアル・ソシエダはなかなか思うようにボールを敵陣内に運べず、シュートチャンスを創出できない時間が続く。44分にはまたもビジャレアルにチャンス。敵陣中央右寄りでボールをキープしたラモン・テラッツが浮き玉の絶妙なスルーパスをボックス内右に送る。これに反応したモラレスがDFを1人交わして至近距離から左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の上へ外れた。前半はこのままスコアレスで終了する。

 前半は劣勢に晒されたレアル・ソシエダは後半の序盤にチャンスを作る。51分、ブライス・メンデスのFKに、マルティン・スビメンディがダイビングヘッドで合わせるも、シュートは枠の右へ。53分にはボックス右角付近でボールを受けた久保がカットインから左足で狙い澄ましたシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。60分には久保の右からのグラウンダーのクロスにゴール前でフリーのメリーノが合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。

 レアル・ソシエダは70分にセルロートと久保をベンチに下げ、ミケル・オヤルサバルとモハメド・アリ・チョーを投入。状況の打開を図る。74分、細かいパス交換で敵陣内に侵入したビジャレアルは、中央でボールを受けたチュクウェゼが独力で中央を突破し、ボックス内へ侵入。堪らずスビメンディが倒してしまい、ビジャレアルにPKが与えられた。これをパレホが冷静に沈め、遂に試合の均衡が破れた。

 81分、自陣内で相手のパスミスを拾ったビジャレアルがカウンターを発動。ピノがドリブルで持ち上がり、ボックス手前から左へスルーパスを送ると、これを受けた途中出場のニコラス・ジャクソンがカントインから最後は右足でゴール右隅に流し込みネットを揺らした。ビジャレアルが一気にリードを2点に広げた。

ビジャレアルはその後、N・ジャクソンがこの日2枚目のイエローカードを受け退場となるアクシデントに見舞われたが、レアル・ソシエダの反撃をしっかりとシャットアウト。試合はこのまま2−0で終了し、ビジャレアルが注目の上位対決を制した。次節は8日に行われ、ビジャレアルはアウェイでレアル・マドリードと、レアル・ソシエダはホームでヘタフェと対戦する。

【スコア】
ビジャレアル 2−0 レアル・ソシエダ

【得点者】
1−0 77分 ダニエル・パレホ(PK/ビジャレアル)
2−0 81分 ニコラス・ジャクソン(ビジャレアル)

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