【角田裕毅F1第3戦展望】RB21で初走行「ナーバスだがそこまで悪くない」と評価。低速でのパフォーマンス改善を目指す
2025年4月5日(土)6時30分 AUTOSPORT web

今年のF1第3戦日本GPのフリー走行1回目は、例年になく大きな注目を浴びるなかでスタートした。角田裕毅がレッドブルに移籍してから、初めて実車を運転するからだ。リアム・ローソンがその挙動に苦しんだレッドブルRB21は、実際どうだったのか?
「クルマのフィーリングは、シミュレーターで感じたものとは少し異なっていました。予想していたよりも、クルマの各所のフィーリングが少し大げさに感じました」
RB21はリヤがナーバスだと言われている。それは本当だったのだろうか。
「全体的にナーバスなのは確かです。でもそこまで悪くはないと思います」
角田はそう語る。
そんななかで、角田はRB21を乗りこなし、最初のセッションで6番手のタイムをマークして終えた。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとのタイムもほぼコンマ1秒。これにはクリスチャン・ホーナー代表も「予想していたよりも、いい仕事をしていた」と角田を高く評価していた。
角田は木曜日に「事前にシミュレーターで試したセットアップがよかったので、それでフリー走行1回目を走る」と言っていた。それは、走ってみてどうだったのか?
「悪くなかったと思います。方向性は悪くなかったと思うんですが……あの……ま、ポジティブだったかなと」
角田の歯切れが悪かったのは、イニシャルのセットアップは悪くなかったが、それを改善していく作業と確認がフリー走行2回目で満足にできなかったからだと思われる。というのも、フリー走行2回目はランオフエリアの芝生が出火するなどして赤旗が4回も出て、走行時間が大幅に削られたからだ。
その結果、角田は2回目のフリー走行で18番手にとどまった。もちろん、これが実力ではないことはベストタイムを記録したときに履いていたタイヤを見ればわかる。
「僕のベストタイムはミディアムなので。ミディアムではプッシュしていません」(角田)
しかも、フリー走行2回目の自己ベストタイムの1分29秒625は、フリー走行1回目の1分29秒172にすら届いていない。角田はこう言う。
「まだやるべきことは残っていますし、明日までにデータをさらに詳しく分析する必要があります」
具体的には、どこで苦しんでいるのか。
「低速かなというのはありますね。ただ、まだセットアップをいろいろ試している段階なので、(土曜日以降へ向けて)まとめていきたいと思います」
RB21での初走行を終えた角田。フィーリングも、角田自身の走りも、悪くはなかった。しかし、まだ安心するのは早い。これから、マシンをどうセットアップしていくのか。土曜日以降のセットアップを決めるためのレッドブルのエンジニアたちとの初めての共同作業が、これから始まる。