NPBで使用者が出てくる未来も近い!? 世界に広まる「魚雷バット」の反響を専門家が指摘「我々は韓国からも発注を相談されている」
2025年4月5日(土)18時0分 ココカラネクスト

選手のミートポイントに合わせて芯の付近を規定内で太くしている魚雷バット。(C)Getty Images
注目度は高まる一方だ。メジャーリーグの強打者たちが使用し始め、効果を発揮している“魚雷バット”だ。
【画像】通常よりも膨らむ芯 ヤンキースナインが使用した「改造バット」を見る
通常のそれよりも芯が太く、より手元に近い位置にある魚雷バットは、物理学の博士号を持つ現在マーリンズのフィールドコーディネーターを務めるアーロン・リーンハート氏が開発。ジャズ・チゾムJr.やポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャーなど複数選手が使用しているヤンキースが、開幕7戦で23発、長打率.621と絶大な効果を発揮し、メジャーリーグ内で従来のバットから変更する選手が増えている。
野球の本場で生まれた異形のアイテムは、各国球界でも使用を求める声が広まっている。マニー・マチャドやルイス・アラエス(ともにパドレス)らとスポンサー契約を締結しているメキシコのスポーツ用品会社『Overfly Sports』のアレハンドロ・ビジャレアル氏は、中南米の野球情報を発信している米メディア『Al Bat』で国内外から魚雷バットの発注が相次いでいる現状を報告。「すでにメキシコの選手たちとは150本以上の販売をした」と語った。
魚雷バットについて「野球史上最大の革命だ」と強調するビジャレアル氏は、使用を求める選手たちの輪は世界にも広まっていると断言。「すでに我々は韓国からも魚雷バットの発注が可能かを相談されている」とした。
米国内だけじゃなく、中南米、そしてアジアにも波及している魚雷バット。シーズン中に変える選手が出てくるかは不透明だが、近い将来にNPBでも導入を検討するバットマンが出てくる可能性はゼロではなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「ジャッジと二人だけ」魚雷バットへの大谷翔平の持論に米注目 “偉才が消さなかった”可能性に関心「何も変える必要はない」
- 米球界席巻の“魚雷バット”はなぜ生まれた? 開発者が誕生秘話を告白「選手は投手の質向上に不満を覚えていた」
- 今永昇太、再びの快投でエースの地位確立 衝撃の防御率0点台の左腕に止まぬ称賛「野球界で最高の投手の一人」
- 大谷翔平の二盗失敗に「走る必要あったんかな」終盤3点差追いかける展開でチャンス潰れる フィリーズ捕手が“強肩発動”
- 山本由伸、6回97球5奪三振1失点で降板 敵地登板で強力打線を相手に好投 初回のけん制悪送球の1点のみ 今季2勝目ならず
- 佐々木朗希のマイナー降格は「無意味」 米記者が浮上した電撃プランに異論「単に打者を圧倒して、何も得られない」