またも守備陣に負傷者…マンU、ヴァラン＆エヴァンスが筋肉系のケガで戦線離脱へ

　マンチェスター・ユナイテッドは11日、フランス代表DFラファエル・ヴァランとイングランド人DFジョニー・エヴァンスの負傷について発表した。

　ヴァランは現地時間4日に行われたプレミアリーグ第31節チェルシー戦（3−4●）にセンターバック（CB）の一角として先発出場するも、負傷の影響によりハーフタイムで交代。エヴァンスが代わりに途中出場したものの、約1カ月ぶりの復帰となった同選手も、66分にフランス人DFウィリー・カンブワラとの交代でピッチを後にした。

　チームを率いるエリック・テン・ハフ監督は試合後にヴァランとエヴァンスの状況について「2人とも交代させる必要があった」とのみコメント。3日後に行われたプレミアリーグ第32節リヴァプール戦（2−2△）では両選手ともにベンチメンバーから外れ、その後の状態には注目が集まっていた。

　今回の発表によると、両選手は筋肉系の負傷を抱えているとのこと。エヴァンスについては、今週末に控えるプレミアリーグ第33節ボーンマス戦こそ欠場するものの、比較的短期間での復帰が見込まれているようだ。一方で、ヴァランについては少なくとも数週間の戦線離脱を強いられる可能性が高い模様。5月のシーズン終了までの実戦復帰を目指すことになるという。

　マンチェスター・ユナイテッドを巡っては、既にイングランド代表DFルーク・ショーとオランダ代表DFタイレル・マラシアが戦列を離れているほか、今月2日にはアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスとスウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフが少なくとも1カ月間に渡って負傷離脱することが発表されている。守備陣に負傷者が相次ぐなか、ヴァランとエヴァンスも今後数試合を欠場することとなってしまった。

　苦しい状況となったマンチェスター・ユナイテッドだが、今後は来シーズンの欧州コンペティションの出場権獲得を目指す戦いが続く。ここまで31試合を消化しての戦績は15勝4分12敗・勝ち点「49」の6位。チャンピオンズリーグ出場圏内の4位トッテナム、およびヨーロッパリーグ（EL）出場圏内の5位アストン・ヴィラとは暫定「11」ポイント差となっている。